なーに、わしの小説はたまたま読まれていないだけであってな?
ひとたび読まれてしまえば大感動大爆笑大熱狂ですがなガハハハハハ!
という気持ちをもって20代の頃はせっせこ投稿小説を書いていたのだが、こうしてweb小説とかでPVが見えて「読まれても特にリアクションがない」という現実にぶち当たってしまうと、これ本気でやってたら頭おかしくなっちゃうよなあ……と思うなどする。
いや、私はね、いいんですよ。
もう出版したいだとか新人賞取りたいだとか、そういう夢を見る歳でもないし、置いてあるのも大昔に書いたものなので。
それでもこうして小説を置いておくとね、「誰か読んでないかなあ」とか「褒められてないかなあ」とか「ていうか褒めないのおかしくない?」とか「まあ褒めるのも心のコストかかるしな」とか思いながら寝る前に確認しにきたりしちゃいますからね。
夢をかけて新作を発表してたら、これ心バキバキに折られてしまうし「なんとかPV増やせまいか」「なんでもいいから☆をつけてもらえまいか」と思ってしまうだろうなあ。タイトルだけでも引きを強くするとか……他人に☆つけてお返しを期待するとか……なんかせこい作戦考えちゃうだろうなあ……。
と、考えて「ああ、だからみんなタイトルを長文にしてあらすじみたいな感じにするし、ありがちだと思いながらも異世界転生したり追放されたりザマァしたり悪役令嬢になったりしてるんだし、いろんな自主企画に参加したりしてるんだなあ」といまさら理解する。
中身の良さだの独創性だのを問えるのは、読まれた後だからね。なんとかして読んでほしいんだよね、みんな……。
でも、おじさんは夢がないからやめておくね……。
と思いながら、今日も昔の作品をそっと置く。