ぜぇぜぇ…。
(本体がやばそうなんで、心の私が状況説明します。今日まで学校行事がありまして、まじ忙しかったんです。それで、全然顔出せませんでした。近況ノート1回書いたのに全部消えて、マジふざけんなって感じです。自分が悪いのはわかってますけど!午後の呼び込みで声ピンチっ……。)
はぁ、はぁ、はぁ……。
(ちょっと落ち着いたのでバトンタッチ。)
皆さんお久しぶりです!うたです!あのですね……、って言ったね!うん。
本当にすみませんでした。
今日から頑張ります💪
もう毎日ヾ(⌒(_×ω×)_バタンキュー状態でいつ倒れるかって感じでした(笑)
生きてる!大丈夫です!
お詫びと言ってはなんですが、「満月の歌」(文化祭で出した奴)のリメイクバージョンの冒頭をお届けします。
あぁ、あの岬で、あの満月の下で、君と笑い合いたい。
もう一度、君の歌声を聴きたい。
わかっているよ。そんなことを言ったって、無駄だって。
もう、君はこの世にいないのだから――。
あの日も、満月の日だった。
あの日、月待《つきまち》黒馬《くろま》――そう、僕は死のうとしていた。
いくらたっても周りから認められない自分の存在。流されてしまう自分の意見。
自分だけを取り残して進む周りにうんざりして、学校に行くのをやめた。
周囲とかかわることをやめた。
だからと言ってやりたいことも特になく、色あせた日々を過ごす毎日。
あぁ、なんて退屈なのだろう。
だから、この道を選んだ。
夜の岬、そんな場所に人は来ないだろう。
僕は、独りで死ぬことができる。
邪魔されず、邪魔することなく。
岬の先にあるのは、断崖絶壁。
落ちたら二度と戻ってこられないだろう。
後ろから吹く陸風が、僕をせかしているかのようだ。
別に、急ぐこともないだろう?
あと少し、その時間は僕が今まで生きてきた人生に比べたらなんてことないものなのだから。
いつもは絶対に近づくことのない崖っぷちに座る。
もしここから落ちたって、僕の人生が終わるだけ。
もう少し生きているはずだった時間が消えてなくなるだけ。
別に、どうってこともない。
もういいのだ。
目を閉じた、その時だった。
「――ジャーン……。」