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「佐渡島サメ騒動!」あとがき

※長いので暇な人だけ読んでください。


 どうも、こむらまことです。いつも応援していただき本当にありがとうございます。
 
 最初に、このエピソードに最後までお付き合いいただいた皆様に心よりお礼申し上げます。このエピソードにより、作者が相当ふざけた性格をした人間であるということがよく分かったのではないかと思います。
 前回と前々回の反動もあって今回は思いっきり遊んでしまいましたが、読者の皆さんにとっても楽しいエピソードになったとしたら、これ以上嬉しいことはありません。娯楽(エンタメ)というのは往々にして馬鹿にされがちですが、小難しいこと抜きにしてスカッとすることは人間の生活において非常に重要なことだと自分は考えているので。

 さて、今回は横浜を離れて佐渡を舞台にしたわけですが、作者は別に佐渡出身というわけではありません。十年以上前に旅行したことがあるだけです。
 それで、その一回の旅行で佐渡のことが相当気に入ってしまいまして、絶対にまた行きたいと思っているんですけど……まだ実現できていません。なので、「佐渡に行きたいけど行けないから誰か作者の代わりに行ってきてくれ!!」という想いの丈をぶち込みながら「サメ騒動」を練り上げました。あと、カッコいいババアを出したいなと思ったので、はい。
(今更ですが、佐渡の皆さんに怒られないか心配になってきました)

 つまり、作者が佐渡のゴリ押しをしたかっただけということになりますが、これだけだとあんまりなので一応真面目な話もしておきます。横浜が舞台と銘打った物語で、どうして横浜以外の土地を舞台にするのか、そもそも物語の始まりからして伊豆大島なのは何故なのか。

 それは、最初の舞台を伊豆大島という「島」にすることで「この先も色んな島を舞台にするよ!」という宣言をしたかったからです。まあ他にも理由はあるんですけど。
 それじゃあ島を舞台にするのは何故かというと、これは作者の価値観とか好みとかが関わってます。転勤や出張で各地を飛び回る仕事を過去にしていまして、その経験を少しでも読者の皆さんにおすそわけしたいと思って書いてる部分があります。
 また、執筆においては広く「海」の話題を取り上げることを心がけているので、そうすると「島」の話はむしろ積極的に取り上げたいんですよね。なんせ、この国は大小合わせて6852(最新の調査では14125)の島で構成されているのですから、「島」を取り上げないのはむしろ不自然というものです。

 ということで、今後も横浜以外の土地というか島、それも知っている人の方が少ないようなマイナーな島を積極的に出していく予定です。この国にはこんな島が、文化が、歴史が、怪異や妖がいるんだよ!! ということを物語を通して積極的に伝えていきます。


 とまあ、そんな感じです。最後に、姫埼灯台の写真(フリー素材)を載せて締めとさせていただきます。この灯台を訪れた時は、まさか自分が小説を書くことになるとは微塵も思っていませんでした。人生、何があるか分からないものですね。

2件のコメント

  • ずっと、キッチカッチリと魂を削ってまで書かれているような作品だったので、こういうくだけた展開はとても新鮮で楽しく感じることができました。それでいて世界観は崩れていないのですから、感心しきりです。
    この灯台、監禁部屋にしか見えなくなってしまいます。
  • 真紀さん
    楽しんでもらえて良かったです、安心しました。

    換金部屋ですか!でも確かにその通りですね。しかも鉄組みの建造物という…(笑)
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