こんにちは、こむらまことです。
第26話「大黒埠頭ぶらり旅(後編)」に一瞬だけ出てきたコンテナという物について詳しく解説した本があるので、皆さんにも紹介したいと思います。
「コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版」(マルク・レビンソン, 村井 章子 著)
これ結構有名な本なので、読んだことがある方もいるかもしれませんね。読んだことは無いけど概要くらいは知ってるという方もいるかと思います。
内容についてすごく大雑把に説明すると、「人力だった貨物船の荷役がコンテナの登場により機械化、合理化されて大幅なコスト削減に繋がったけど、それにより大量の港湾労働者が職を失ってしまった」という感じになります。
分量がかなり多く、読むのに結構気合いが必要です。というか、自分もまだ途中までしか読んでないので全然偉そうなこと言えないんですよね……
それでも、海や船に身近な仕事をしていない人でも、物流全般に興味があったり、労働や仕事というものについて深く考えてみたい人は読んで損は無いはずです!
ちなみに、「港湾」という場所が一般市民にとって遠い存在になってしまった要因のひとつがこのコンテナの登場なのですが、本編でもこの辺の話をしようと思ってたんですよね。
でも、いざ書いてみたらそういう流れにはならなかったですね。それ以前に「埠頭」とは一体なんぞや?ってなりましたから。
こんな感じで、うみコトの執筆は予定通りとはならないことも多いです。でも、それがまた楽しかったりします。
これもまた、創作の醍醐味のひとつですね。