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烈風という戦闘機について(復活の艦隊)

「復活の艦隊 異世界大戦1942」連載中。柊遊馬です。

本日、第八十四話『十七試艦上戦闘機計画要求書』更新しまして、そのついでのお話でございます。

 復活艦隊執筆するにあたって、学研さんとか世界文化社さん発行の本だったり、Wikipediaさんの情報を参考にしているのですが、今回は『烈風』です。
 いわゆる『間に合わなかった名機』、零戦の後継機云々。ガンダム(初代)で言うところの、間に合わなかったゲルググみたいな戦闘機でありますが……。
 実際の性能については何とも言い難く、最近では間に合っても、大して活躍できなかっただろう、と言われていたりします。(誉が悪いよ誉が!)
 エンジン以外にも色々詰めていく時間もなかったわけですが、設計、製作中に仕様の変更などもあって、いまいち進まなかったり、そもそも設計担当の堀越さんも、よそで忙しかったり、ブラックなのは今も昔も変わらないのは、悲しいかな日本の性なのか。
 現場は現場で、零戦並みの運動性を寄越せと強硬に主張。当初、軍令部の井上中佐が新型戦闘機に求めたスピードについても妥協せざるを得なくなったり。……そりゃ使うのは現場ではあるのですが、中途半端に零戦がよかったから、パイロットたちが格闘主義から出られなかったのも皮肉ではあります。敵機が零戦では追いつけないほど決定的なスピード差でもあれば、たぶん、新型の要求に、零戦並みの運動性なんて求めなかったかもしれません(後出し意見なのは認める)。

 さて、復活艦隊世界の烈風はどんな性能になるのか、それはこれから詰めていくので、お楽しみに(言っても配備されるの44年以降じゃないかと思うのですが、43年にできる?)。

 ところで、Wikipediaにある、軍令部の井上中佐とは、言ったい何者なんでしょうねぇ……?
 小林中佐や花本少佐はフルネームで出ているので、ある程度辿れるのですが、この井上さんについては、まったくわからない。知っている方いましたら、教えていただけると幸いです。では……。

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