はじめまして、鬱金みね（うこんみね）といいます。
小中学生のころから、夜に布団に入った瞬間から頭の中でいろんな世界を想像していました。さいきん読んだ漫画のアクションシーンをそのまま再現することもあれば、自身のオリジナルキャラクターが戦ったり恋したりと、雑多な世界でした。
その習慣は大人になっても止むことはなく、未だに雑多な世界が構築され続けています。この世界を、他の人から見えるような空間に置くことはなんとも恥ずかしいと思ってしまっています。
あるとき、絵か文章か何らかの表現手法をもって、頭を巡る世界をストーリーとしてまとめてみたいと考えました。絵を描く環境は整っていますが、すべてのストーリーを漫画でまとめるにはとても技量と時間と信念が足りないと思い、文章で記すという選択を消極的に採りました。
プロットを練って、なるべくストーリーに矛盾が無いように構成し、私自身が読んでいて面白いと感じる展開を書き連ねていくうちに、頭の中を乱雑に飛び回る世界がうまく一方向に整然と流れていくような気持ちよさを発見しました。
オキュリシマ Oculissima という物語の冒頭３０万字ほど書いてみて、まあ、ここまで整えられたのなら、他の人の目に触れるところに置いてもいいだろうな、と思えるようになりました。恥ずかしいのは変わりませんが。
さて、公開してみました。
多くの人に見られたいという欲求は上記理由からあまりないのですが、もし他の人がこの世界を見たときにどう評価するのかは気になってしまいます。この世界を面白いと思うか分からないという不安もあります。文章の拙さゆえに、この世界を正しく届けられていなかったらどうしようという憂慮もあります。
ただ、私が面白いと思った世界を他の人も面白いと思ってくれたら、こそばゆくも心地よいかな、そう思って、ゆっくりと続きを書いていこうと思います。面白いと感じた方は、まったく具体的でなくともよいのでレビューやコメントなどでお知らせしていただければ、それが私の最上の喜びになります。