「~キーパーズ~ 貧民街出身少女、理想を抱く【元の題名:ミッシャル・キーパーズ】」
https://kakuyomu.jp/works/16817330664301933183
主人公、ルーナ・グレースは社会の最底辺、貧民街で生きるために軽犯罪に手を出していた。やりたくない犯罪に手を染める日々に鬱々としながら、彼女は願っていた。ここから這い上がり、人のためになる行動をしたいと。
そんな願いを持っていた彼女は、一つの事件に巻き込まれる。暴漢によって殺されかけるが、一人の男によって助けられた。男の名は、アビゲイルという。彼は、ルーナの父親代わりとして十分な生活環境を与えた。彼女は少しづつ自分の性格を改善していく。緩やかに続く幸せな日常に、彼女は充実感を抱いていた。
しかし、平穏は一つの私怨によって壊された。
止まらない幸せの瓦解に絶望しながら意識を手放そうとした時、一人の人物を目にする。男は、彼女が手も足も出なかった敵をケガ一つなく拘束した。あまりにも強い男を見た彼女は、男が所属する組織に入隊しようと決意する。
組織の名は――「キーパーズ」と呼ばれていた。