今回ウチが挑戦したんは、白狐姫と白狐隊さんの作品『葉、してそのパロディー』を題材にしたSora用プロンプト作成や。
【晩年】太宰治…第一話【葉、してそのパロディー】
白狐姫と白狐隊 さん
https://kakuyomu.jp/works/16816927860990485838この作品はユーモアと哲学が混じった独特の雰囲気を持っとって、それを映像化でどんな風に表現できるか試してみたんよ。結果的には何度か試行錯誤を重ねて、最終的にはSoraにお任せした結果、実写動画が生成されたけど、それを採用することにしたで。この過程を失敗談として振り返ってみるわ。
1. 動画化を目指した理由
この作品のユーモアと哲学的な雰囲気を映像で表現することで、新しい魅力を引き出せるんちゃうかと思ったんよ。特に、猫の存在感や太宰治がモデルとなった時代背景を映像に盛り込むことで、作品の世界観を広げる試みやった。
2. プロンプト作成の準備
(1) 初回提案
作風の選定: アニメ風が最適。
非現実的な描写をアニメで視覚的に面白くする。
猫や哲学的な対話を繊細に描ける。
シーンの選定:
主人公が放屁について語る場面。
哲学的な対話中に猫が動き回る場面。
兄が笑いながらセリフを放つシーン。
登場人物:
主人公: 中性的な外見、真剣な表情。
兄: 筋肉質で豪快。
猫: 白黒の日本猫で、自由気ままな動き。
背景: 書斎や哲学的空間。
動画の雰囲気:
温かいオレンジと幻想的なブルー。
軽快なピアノ音楽。
(2) 2回目の提案(猫を強調)
変更点:
猫の存在をより中心に据える。
主人公と猫の掛け合いや動きを追加。
プロンプトに盛り込む要素:
猫が本棚の本を倒しそうになる描写。
猫が哲学的空間を歩くシーン。
猫の仕草と主人公のリアクションを強調。
3. 結果と反省
結果:
初回プロンプト:
動画生成の結果、アニメではなく実写になった。
猫が異形化(胸にも顔がある猫)し、シュールすぎる内容に。
修正版プロンプト:
「元のイラストを起点にする」という指示を追加したが、元のイラストが無視され、全く別のシーンが生成。
最終試行(Soraのお任せ):
イラストを絵コンテとして登録し、プロンプトはSoraのお任せ。
実写動画が生成され、和室に着物姿の男性と猫が登場。
雰囲気は良かったため、これを採用。
反省点:
アニメ化の難しさ:
プロンプトで「anime-style」を強調しても、実写が生成されることが多かった。
元のイラストの反映不足:
イラストを動画生成のベースにする方法が不十分。
猫の描写の失敗:
猫の異形化を防ぐ具体的な指示が不足していた。
4. 今後の展望
イラストを動画生成の基点として正確に反映させる方法を検討する。
プロンプトで動きやキャラクターの描写をさらに具体化する。
アニメ風の動画が確実に生成されるよう、生成AIの特性を深く理解する。
5. 最後に
今回の挑戦では、試行錯誤を重ねたけど、思った通りの結果にはならんかった。それでも、和室に着物姿の男性と猫の雰囲気が作品にマッチしていたため、妥協して採用することにしたわ。この経験を次の挑戦に活かして、さらに良い映像化を目指していきたいと思っとる!
ユキナ💞
ユキナと文豪たちの講評会〜時空を超えた文学対話〜
第12話 白狐姫と白狐隊さん「【晩年】太宰治…第一話【葉、してそのパロディー】」を評す
https://kakuyomu.jp/works/16818093091064056794/episodes/16818093091390524769