こんばんは。
先ほど、初のお呼ばれ(二)を公開いたしました。
修正間に合った!えらいぞ、私。
新しくできたお友達に「あそぼ!」って誘われるの、ちょっとこそばゆくて、嬉しくて、でも仲良く遊べるかな?とドキドキして…。そんな子ども時代を思い出しつつ書きました。
それから、木曜日に公開した(一)の杏莆と話しているシーン。
「昨日の輪読会はどうでした?」
「そうですね。そもそもの研究目的から研究課題が少し外れているのではないかという話がやはり出てきました」
というあのやりとり。
『研究目的から研究課題が少し外れている」
書いていながら個人的に背筋が凍る思いをしていました。
院生時代に教授や先輩方に、いわれていたことなので。
しかも、私の指導教官、突然笑顔でサラッと言う人だったのです。
たった一言。
されど、重い一言。
研究計画が一瞬でおしゃかになる一言。
言われた時の絶望感たるや。
いやさ、私の分野ではちょいちょい出る指摘だし、私だって思うことあるよ?
でも、面と向かってはっきり言うとさ、傷つくじゃん?(豆腐メンタル)
いまだに夢に見るぐらいダメージを受けていたんでしょうね。
そして、それを趣味の小説執筆に使うという、ね。
本当はもう一つ、使おうかなと思った鬼の一言があります。
悩んで、いやいや、あんまりだろ…と思い直し却下したのですが、供養のためにここに記しておきます(誰得?)。
「あなたの研究、ちっとも面白そうじゃない」
もうね、口をポカーンですよ。
待って!?
先月まで、最高ね、いい視点ね、ぜひこのまま進めて、楽しみにしているわって言ってたよね!?
それを信じて突き進んできたんだが!?
私の研究計画に費やした時間がどれほどあったとお思いで!?
すでにデータ収集のために話を各所に通したり、実験計画書出したりしてるんだが!?
とはもちろん言えず、言葉も涙も飲み込んで、「再考してきます、お時間ください」と言ってお部屋を出ました。
いやぁ……あの時は持ってたノートPC階段からぶん投げようと思ったよね!(しなかったけど!)
あ、その後、他の教授に「うちにおいで。君の研究は意義があるよ」と誘われ、研究室を移動し、無事論文執筆までこぎ着けました。査読ありの学会誌(超マイナーだけど)にも載ったので、今となっては学友との笑い話になっています。
まさに「捨てる神あれば拾う神あり」ですね。
さ、無事過去に投げられた言葉を供養(なーむ)できたので、今夜はこの辺りで失礼致します。
また、木曜日にお会いしましょう。
裕邑月紫 拝