いきなりですが、私が生まれて初めて書いた小説を載せておきます。
少年は10歳の時に動物の殺処分を知り、世界に絶望した。高校で綾という女の子と出会い――
中編なので、とりあえず1話を覗いていただけるだけでも嬉しいです。
『僕らは不完全な世界で猫をなでる。』
https://kakuyomu.jp/works/16818792437257142390書き出し↓
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『 人は不完全だからこそ美しい 』
どこかで聞いた言葉。僕は綾と出会い、ようやくその意味を知ることができた。
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僕の家には十二匹の猫がいる。自宅の一階で、両親が保護猫カフェを経営しているからだ。そんな家庭で育った僕は、営業時間外の猫と遊んでいる。裕福ではないが、幸せな生活だ。