1月1日の近況ノートにも記した様に、本日から各章のサブタイトルや内容についての解説を記していこうと思います。
序章には、桜井亜美さんの小説───ではなく、Mr.Childrenの大ヒット曲を付けさせていただきました。
作者の年代としては、Mr.Childrenについて、「言わずと知れた」と説明ナシで済ませたいのですが・・・(^_^;)
2020年の年末に少し話題になった様に、もう今の10代の人達にとっては、誰もが知っているアーティストでは無いのですね、ミスチルも(苦笑)
作中で秀明が連想している様に、94年当時の清涼飲料水のCMが強く印象に残っています。
(この曲が使用されていたアクエリ○スと言い、B-ing系の楽曲が使用されていた他社のポカ○スエットと言い、当時のCMは思春期の人間に《刺さる》モノが多かったですね😅)
青年期を終えても逡巡する歌詞の内容が、作詞担当の桜井和寿さんにとっても、ミスチルを支持するファンにとっても、転機になった楽曲なのではないかと感じています。
楽曲のタイトルから、《無垢な十代》を連想させるので、冒頭の登場人物たちに相応しいと感じ、サブタイトルとして使用させてもらったのですが・・・。
『Innocent World』の歌詞全体から漂う、「思春期に拘るが故の大人に成りきれない感」は、結果として、アーティストとしてのミスチルにも、この物語の作者である自分自身にも跳ね返って来ている様で、なんとも😅
作者自身は、Mr.Childrenの熱烈なファンという訳ではないのですが、思春期を振り返る時に、思い入れのある一曲として、作品内に取り上げさせていただいた次第です。