男です。 主にファンタジーを書いてます。
大学を卒業して、最初に就職した会社は、消費者金融の会社で、当時は勢いもあり、業界は活気にあふれていた。 テレビCMをやっている会社もあったり、一部上場企業もあったりと大卒が就職しても、おかしくないような業界だ。 就職した会社は大手ではなかったものの、条件は悪くなかった。 しかし、直ぐに状況は一変する。 弁護士や司法書士の間で言われていた過払い金バブルが到来したからだ。 これにより、勤めていた会社はあっけなく倒産した。 行き場を失い拾ってくれたのは、会社のケツ持ちだった、東京会品川組だった。 品川組で、ある程度仕事をこなすようになった、ある日、組長に呼ばれた。 「そろそろどうだ?」 組長は、そう告げた。 「俺に、組を作れと?」 「若いのを連れてってもいいぞ。」 そう組長に言われたものの、弟分は一人しか居なかった。 この世界では、親の言う事は絶対で、断る事は出来ない。どうだ?と聞かれてはいるが、それは決定を意味するものだった。 経済ヤクザ異世界へ逝く なろうにて、絶賛エタリ中。 君は、刻の涙をみる。