着想はよかったのだ。そう思いたい。
どうして勇者が最初にもらえるのは、いつまで経っても安い資金としょぼい装備だけなんだろうか?
そうしたことの裏側を描ければ面白いかな?と思ったのだ。
しかしそうなるまでの紆余曲折があまりに長くて迂遠だった。できるだけリアリティをつけたい、いろんなフツーの人を出したい、そう思ううち、話の本筋はドンドン脱線していく。
まったくファンタジーでも何でもない、オッサンたちが愚痴るだけの小説になり下がってしまった。
結局、どうして勇者は旅立つとき、しょぼい装備だけで放り出されるんだろう?答えがでるのはいつになるやら。
もしかしたら全体的に話を再構築しなければ、ならないかもね。