一方、女性陣は都の反物屋を覗いていた。
「かぐら、これなんてどう? 似合うと思うわ」
エレナが差し出したのは、萌黄色に桜模様をあしらった祭り用の着物だった。普段は忍び装束に身を包むカグラが、こういった華やかな衣に袖を通すのは珍しい。
「え……カグラ、こういうのは……」
「一度くらい着てみましょうよ。ね、ヒカリ」
「はい! きっとお似合いです」
ヒカリまで加勢され、かぐらは渋々着替え室へと押し込まれた。しばらくして現れたかぐらの私服姿に、二人は思わず息を呑んだ。
「……ほら、やっぱり似合ってるじゃない」
「わあ……! カグラさん、可愛いです!」
「な、なに……ジロジロみんなよ……」
かぐらは頬を赤らめ、そっぽを向いた。だが、その横顔はまんざらでもなさそうだった。
ーーーーあとがきーーーー
エレナが可愛く仕上がってしまったが、
それもよし。
本当に日常会だなぁ