真夏のお化け屋敷が、暑すぎる。
客は汗だく。館内温度は上昇。
そこでスキマバイトアプリに出した求人は――
《本日2時間・館内環境/暑さ対策補助》
そして応募してきたのは、まさかの本物の雪女だった。
「私は、客を凍えさせるために来ました」
やる気は十分。
能力も申し分なし。
ところが――
「凍えなさい」
「涼しい!」
「もう1回やって!」
怖がらせたい雪女と、涼みたい客。
噛み合っていないのに、お化け屋敷の評判だけは妙に上がっていく。
だが、彼女の冷気が館内を覆ったとき、
見えるはずのなかった“何か”まで姿を現し始める。
笑える怪異バイトが、いつの間にか本物の怪異へ。
『ラウンジ探偵募集 怨霊館ミラージュ』
第20話「雪女は本気で凍えさせたい」
https://kakuyomu.jp/works/2912051603821417214/episodes/2912051603854827901