カクヨムに投稿し始めて、1年経ちました。
当初、小説サイトなら『カクヨム』か『なろう』しかないと思っていたけど、調べてみたら、まあ、沢山あるある。
私が知らなかっただけだった。
投稿の初めは、長女の強い勧めだった。
「お母さんの書いてる小説、絶対面白いから。紙に書いてるだけなら、誰にも見て貰えないよ。サイトに投稿してみたら?」
と、ずっと言ってくれていたので。
私はここ20年間ずっと、仕事と家事と育児と孫育てをしていた。睡眠時間が毎日4時間程度だった事もあり、投稿するなんて、とても無理だと諦めていた。
(残業時間が年間480時間越えのブラックな仕事だったし)
転機が訪れたのが、怪我をしたこと。
自宅の庭で転倒し、骨折。そのまま入院。
ぽっかりと、空いた時間。
確かに、骨折箇所は痛み止めも効かない程に痛かったけれど、
丸っと空いた時間を手にしたのは、物心ついてから、初めてだと気付いた。
3歳児の頃には、早朝から家の手伝いをしていたから。
実際に自分が子育てをしてみて、実親が、どれだけ私をこき使っていたかを実感したものだ。よくよく記憶を辿っても、幼稚園に入る前からさせられていた記憶しかない。(私の記憶は、1歳半位からあるので)
結局、職場復帰は難しかったので、退職した。
ぽかんと空いた自分の時間に、色々と、今後の人生を考えてみた訳で。
小学校から中学校時代、書いて応募した作文や随筆は、必ず賞を取り、何度も壇上で表彰された。
(人見知りで、大人しい私は、表彰式が大の苦手だった
なら、応募するなよ、だけど、先生が勝手に応募してるから、仕方ない)
高校の時に、初めて書いた投稿文を、自分で投稿した。
すると、あのドナルド・キーンさんが感想をを書いてくださって、
「貴方の今後に、期待しています。」
と書いてくださったのだ。
もうもう…!!大感激したあの時の想いを、今でも忘れない。
だから、今の私が居ると思う。
どんなに、職場で酷い待遇を受けようと、どんなに業務改善案を酷評されようと。
キーンさんが、お亡くなりになられたと報道で知って、陰ながら心からご冥福をお祈りしました。
きっと、日本中に、キーンさんをお慕いしている人は沢山居ると思う。
カクヨムの上位の物語が、どうやら私の作風とは路線が違うと、今頃やっと気が付いた鈍い私。これからは、色々探して投稿していこうと思う。