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幻影が降り注ぐ町で 完結祝いと小ネタ

めでたい事に、歴代の塩庭作品ではじめての完結作品でございます。
どうも、光合成する蛸、塩庭 匿(sioniwa toku)と申します。この活動報告を見てくださっている方は知っていますね。

今作は、とある作家様が『溺愛コン』に参加しているのを見て書き始めたものです。要するに感化されて書いたのです。
人生ではじめてのコンテストだったのですが、肝心の応募要項を見落としてしまい現代ファンタジーで書き始めました。

元々、『誰が麒麟を殺したか』という題材で書く予定だったものを改変したのがこちらの『幻影が降り注ぐ町で』です。麒麟は結局殺されませんでしたし、なんなら二匹に増えました(笑)。

麒麟という題材で書くつもりだったからこそ、麒麟堂という名前になったのですが……今思えばややこしいので変えても構わないですよね、あれ。

応募要項を見落とすという最大のミスを犯したところで、やっと違和に気づきました。そして軌道修正して今に至ります(`・ω・´)。

こぼれ話 一
夕暗ちゃんの名前の由来

戸隠 夕暗という名前はこの作品でも気に入っている名前のひとつなのですが、こちら決まるまでとんでもない時間を要しました。第二話までは決まってなかったんですよ。コロコロ変えて、ようやくこの名前になりました。
お盆の頃には長野県の戸隠まで行き、戸隠神社でお参り&お守りをお受けしました。名前の由来となった地で不安だった色々なことを祈ってきたのです。
相互様の体調や、好きな作品の完結、溺愛コンのことなど。あれがあったから塩庭は最後まで書き切ることができました。

こぼれ話 二
御影くんの情けなさについて

御影くんは当初から情けないキャラクターにするつもりで書いていました。お陰で溺愛っぽさが薄れたのは実力不足です汗
書き始めた当初から、キャッチコピーは『趣味百パーで書いたらヒーローが情けなくなりました』というものだったのです。書いてもないのに、趣味で書いたら情けなくなったと書いてました。
でも、本当に情けない子としてわたしの元から巣立ってくれたので、案外嘘とも言えませんね。

こぼれ話 三
克己の恋愛事情

彼は最初から最後まで恋愛をさせる予定がありませんでした。あれ、じゃあ深雪はなんなのって思った方もいるかもしれません。あれは完全に出しゃばりです。ミスリードとも言います。
でも、彼は人を誑かすだけ誑かして、でも本人は素っ気ない態度を取るというものを書きたくてやったのですが……そんなシーン無かったですね。長編化するなら抑えておきたいところです。
克己は一生独身を貫きます。一生も何も、彼は半分不死身に近い存在ですが(`・ω・´)
予定では彼が麒麟堂を継ぐのです。社長と恋愛小説をこよなく愛している彼が。

こぼれ話 四
進呉は出る予定じゃなかった

東尾 進呉というキャラクターは、元々出る予定ではありませんでした。一応設定としてはいる程度で、むしろあの役目は本来、兄の東尾 歩が担う予定だったんです。けれど進呉という魅力的なキャラクターが生まれたのは、偏に克己くんが暴走してくれたお陰なのです……

こぼれ話 五
塩庭の獏贔屓

これは簡単な話ですね。獏がかっこよすぎたのでキーマンに据え置きました。全ては彼の手のひらの上だったわけです。最高の終わりだと自負しております。

こぼれ話 六
悪壬の誕生秘話

こちらはxで募集した『作品に登場させてほしいキャラ属性〜』みたいなタグで作家様から頂いた『紳士』という設定を元に作られました。最初は東尾社長が紳士として出る予定でしたが、今作では出てくれなかったので。
東尾社長は紳士の中でも和風紳士。
悪壬は西洋風紳士です。どちらも生粋の現地民ですが。

こぼれ話 六
世界線について

実はある世界と繋がっているように見えるのですが、これは別世界線です。その世界と同じ世界ですが、ふりそその世界とあちらの作品の世界は絶妙にズレているのです。

こぼれ話 七
泣豪の行方について

彼はどさくさに紛れて逃げました(´・ω・)。


大体これぐらいでしょうか。語れることは語ったと思います。
作品を、この近況ノートを最後までお読みくださりありがとうございました。これにてふりそそには幕を閉じて貰おうと思います!

作品を好きになってくださった数少ない方々へ。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。読みたいと思ってくださるようでしたら、続編も検討いたします。
また、多くの感想やハート、評価など励みになりました。この作品は書き終わる目前で投稿し始めたのですが、感想などを読むのが投稿日の楽しみでした。
本当にありがとうございました。

一目でもこの作品に目を通してくださった方々へ、感謝を!!

~おまけのおまけ~
こちら、完結祝いに描かせていただきました夕暗と大蛇のイラストです。
元は仲良くしてくださっている相互様の絵に触発されて描いたものでした。出す場所もないのでこちらで出させてもらいます。

2件のコメント

  • 改めて、完結おめでとうございます!
    そして執筆&連載お疲れさまでした✨

    応援していた作品の後書き的なこぼれ話はオイシイですね~(*´ω`*)

    夕暗ちゃんの名前の由来が神社だったとは!現地まで行かれるなんて愛が凄い!!

    サイドキャラたちもしっかり立っていて、克己さんなんかは特にファンも多そう(*'ω'*)
    たくさんのギャップを詰め込んで読者をキュンキュンさせながら、生涯独身、だと……!? なんて魅力的な男なんだ……一生恋愛小説読んで純度高めの恋愛を楽しんでほしい……!

    素敵な作品を描きながら読書やイラストなど、たくさんこなされていてすごいです。溺愛コンをがんばる匿さんの姿に励まされながら私も楽しく駆け抜けております!
    お互い良い結果になることを祈ってます。まずは本当に、完結おめでとうございます!✨ 今日は自分を甘やかして、ゆっくり休んでくださいー!(≧▽≦)
  • 貴葵さん、こちらにまでありがとうございます。貴葵さんもお疲れ様です〜
    これ書いたの、貴葵さんの近況ノート書いていいなって思ったからです! 現地に行った話は過去の近況ノートにあるので是非。元々、何気なく戸隠って名前いいなぁと付けたら母に長野県の地名だよって言われたんですよね。ということで行ってきました! お祈りもしてきました!

    克己ファンは多そうですよねぇ……でも意外と獏や進呉人気の方がすごいんですよ。皆さん進呉ちゃんが好きって言います〜この三人はでしゃばりメンズ。わたしのお気に入りキャラたちです!

    早々に書き終わらせたので出来たことですねぇ。完結作品は初めてなのですごく嬉しいです。わたしも貴葵さんがファンアートをくださったり、企画に参加してくれたお陰でイラストなど仕上げれました。
    お互い、入賞したらいいですねぇ……でも、今回の溺愛コンは激戦すぎて自信はないですが〜
    刃物姫はめちゃくちゃ面白いので絶対に紙で読みたいです!
    こちらこそありがとうございます。色々抱え込んでしまったお陰でゆっくりは出来ませんが、しばらくは余韻に浸ろうと思います。
    また、レビューありがとうございました! 明日xの方で自慢させてもらいます。
    最後に、貴葵さんの仰っていた結婚騒動もただ今書いておりますので!
    その時はまた、よろしくお願いします!
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