20年ぶりに新作を書き始めたことでもありますし、ここらでひとつ私こと樋田矢はにわについて書いてみようと思います。
■小説書きとしての樋田矢はにわを構成する3要素
①ユーモアミステリ
小学校4年生のときでした。
赤川次郎氏の「三毛猫ホームズの狂詩曲」を読んで背骨に電流が走りました。
それまで図書館で借りた児童向けの本しか読んだことがなかった私が初めて読んだ「小説」でした。
たくさんの人物が登場し、場面が次々と移り変わり、ラストでそれぞれの物語がバタバタと折りたたまれて一つの真実へと帰結する。
こんなカタルシスは初体験でした。
以来、赤川次郎氏のミステリを年間100冊以上読み漁り、「名犬ルパン」から辻真先氏に入ったり、パロディものから本家の海外ミステリに行き着いたり、といった調子で幅広くミステリを読みました。
そして単純な私は「将来は推理作家になる」と心に決めたのでした。
…ちなみにミステリはこれまで1度も書いたことがありません。
構想はあるよ!
②すこしふしぎ、世にも奇妙な物語、週刊ストーリーランド
藤子・F・不二雄氏の「SF短編」が大好きです。
中学時代、友人に「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」を勧められて読み、大感銘を受けました。
特に好きな話は「気楽に殺ろうよ」「イヤなイヤなイヤな奴」「大予言」「老雄大いに語る」「宇宙人レポート サンプルAとB」「並平家の一日」「流血鬼」「絶滅の島」…あぁ、書き切れない!
同様に「世にも奇妙な物語」や「週刊ストーリーランド」(知ってます?)のようなお話、が大好物であります。
ジャンルで言うとSFなのかホラーなのか…そんな微妙なラインのお話が好みであり自分で書きたいものでもあります。
ちなみに「世にも奇妙~」で一番好きなのは「ハイヌーン(玉置浩二版)」です。
③古典的ジャパニーズファンタジー
そんな呼び方しないか。笑。
ワタクシ、「ロードス島戦記」やら「ソードワールドRPG」やらが大流行りした時代に思春期を送ったオタクですので。
当然の嗜みとしてTRPGも楽しんでおりましたし、作家志望としてはプレイヤーよりも、GMとしてオリジナルのシナリオを楽しんでもらうことの方に悦びを見出しておりました。
果てはオリジナルのTRPGを作ったり。
友人とのプレイを録音したカセットテープが家のどこかにあるんだよなぁ~。
いつかリプレイを書こうと思って録ったやつが。聴いたら愧死するだろうな。
…てな経験を踏まえて、いつか王道のファンタジーも書きたいなと構想中です。
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すっかり長くなりました。
ここまで読んでくれたあなたは立派な「はにわマニア」ですね。
コメントでも残していただけたら望外の喜びです。
ではまた作品で。