カクヨムサービス開始時からアカウントを持っていたのですが、書ける時に書こうかなと思っていたら同人誌を出したり子育てをしたりの方に傾いていて、なかなか時間が取れませんでしたね。TRPGやっててそっちに思考領域持ってかれてたのもありますが。
ともあれ、四周年記念キャンペーンの一環である『カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ』が皆勤賞枠を設けていたのを機に、少しずつ書いていこうかと思います。短編の練習も大切ですしね。
さて、KAC2020の皆勤投稿も成し遂げられましたので、執筆裏話などをつらつらと。
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【 お題1:四年に一度 『あなたにモントブレチアを』 】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894483614
恋愛カテゴリです。ラブコメか迷ったんですが、カクヨムのカテゴリ区分詳細確認した結果こちらでの投稿。
普段は三人称中心で書いてるのですが、この短編は主人公の一人称視点という、自分にしては珍しい書き方の話になっています。今回は一人称チャレンジを結構やっていましたが、その第一弾がこちらです。
一人称を選んだのは「折角なのでKAC2020では普段と違う書き方していこうかな」という意図が主でしたが、同時に終盤の方の仕掛けとの兼ね合いでもあります。
仕掛けと言ってもそんな派手な事はしていませんし、まあ上手くいったんじゃないかなくらいのふわっとした感じのものなのですが、意図と中身は至ってシンプルです。
「カップルの性別が終盤で分かる話っていいよね」
モロに影響を受けた作家の一人が奈須きのこ氏なので、どの辺に原因があるか即バレですね。あの作品めっちゃ好きです。
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【 お題2:最高のお祭り 『開場直前十分前 ~初心に戻りし乙女達~』 】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894512434
現代ドラマカテゴリです。現代ドラマ? カテゴリどこにしたらいいのかで頭抱えましたが、どこかって言われたらここかな……エッセイではないし……。
お題を見て方向性に迷っていた時に、Twitterで「祭りと言えば即売会では?」とフォロワーさんに言われ、酷く納得したのでその要素を軸にまとめていきました。
最終的に〝最高のお祭りを楽しんでいる小説〟ではなく、〝暗い空気を吹き飛ばすような最高のお祭りを始めるところ〟を書き上げてみましたが、その、作中に出て来たゲーム開発チームの〝死〟でお通夜状態になってるの、そのものズバリな元ネタはありませんが、ある意味近い事は周囲にも自分にも起きてましたので、その辺が参考資料ですね……。
ほら、みなさんも覚えがありませんか……? 即売会前日の最新話で地獄絵図になったジャンルとか……楽しみにしてたゲームのシリーズが突然開発中止になったとか……姉妹ブランドをメインにしていくのでこっちは展開休止にしますとか……やめましょうかこの話……。
一人称にすることでド凹み具合を掴みやすくして、それでいてオチは明るく終われるように持って行ったこともあり、宣伝時には「光の同人誌即売会の話を書いたよ!」と話すようにしています。こういうキャッチーな売り文句は今後もどんどん考えていきたいですね。宣伝はとても大事。
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【 お題3:Uターン 『口の虎は身を破る』 】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894577662
異世界ファンタジー百合カテゴリです。違った、異世界ファンタジーカテゴリ。でも主軸は百合の方に置いてる作品ですね。
これもお題発表時にどうしたものかと考え込むなどしていましたが、「Uターンって元の位置に戻って来る、リスタートするって方向にも取れるよね……」ということで関係性のリセット&再スタートになるよう、ネタを詰めていきました。一応物理的なUターンも入れてみたり。
書いていて特に楽しかったのは、令嬢なのに滅茶苦茶口が悪い主人公ですね。最初はもっとネットミームで見る○○お嬢様的な、「○○○○ですわ~~~~」みたいなコッテコテの喋りにしようかとも思ったんですが、流石にどうかと思ったのでああいう形に落ち着きました。
ちなみに使い魔にカラスを選んだメタ的な理由は「別の小説投稿サイトで頑張ってる百合作品中心推し作家の自画像がカラスだったから」というそんなアレです。「百合作品といったらカラス」なイメージが大分付いてたので……。
ぶっちゃけPV数的にはキャンペーン参加作品中これが一番見られてたので、みんなきっと百合好きなんですね。また何か百合系書いてみたいとこです。
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【 お題4:拡散する種 『いつかの未来、銀河のどこか』 】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894617011
SFカテゴリです。これは割とストレートにSFしていた方なのでは? 人生で初めてのSF物でした。
お題を見た瞬間「以前から練ってたファンタジーのネタがモロに一致するぞ!?」と動揺しましたが、そちらで書こうとすると文字数制限的に無理だったので、潔くこちらの方向に切り替えることに。
SFと一口に言っても色々ありますが、自分の場合は幼少期の長期休みに衛星放送で流していた、藤子・F・不二雄先生の短編アニメなどの印象がSFとして強く残っていますね。ミノタウロス云々とか。(良くも悪くも今に繋がる心の傷)
なので今回は「宇宙を舞台にしつつ、それでいてちょっぴり怖いくらいの話」をコンセプトに、一人称で書いてみました。俗に言う「すこしふしぎ」とは違う着地ですが、割とそれっぽい話にはなったんじゃないでしょうか。結構気に入ってますね。
それはそれとして裏で練ってる異世界ファンタジーの方もいつか書き上げて載せたいところですね。ほぼほぼ救いがない話の予定なので、書き手もダメージ受けますが……。
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【 お題5:どんでん返し 『こちら長藁探偵事務所』 】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894658589
現代ドラマカテゴリの探偵物です。「調査を進めるとどんどん話が変わって大ごとになるわらしべ探偵」がコンセプトだったのですが、もう少し活かした書き方が出来たのではないかと少し反省。
こちらは旦那さんにネタ出しを手伝ってもらい、「探偵物とかどうだろう」ということで一人称作品としてチャレンジ。
同人ネタを天丼してはしましたが、最初に比喩を使いながら主人公を困惑させ、徐々に不安を煽っておいて最後にその比喩が本当にそのまま答えだった、というどんでん返しで着地という流れ自体は悪くなかったんじゃないでしょうか。
でも書き方をもう少し上手く出来たのではという気持ちもあるので、後日探偵物はリベンジしてみたいですね。
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