『足を斬られてダンジョンに置き去りにされた少年、強くなって生還したので復讐します(仮)』の主人公について
この主人公の良いところは、「優柔不断」「お人好し」な部分が非常に少ないところです。世の中、我が侭な要求ばかりする人(義務を果たさず自分の権利ばかり主張する人)が多いですが、それに対し、きっぱりと断る。
そして、主人公は、仲間や家族を持たず、欲しいとも思わず、孤独でもまったく平気で生きていけるドライな性格。悪く言えば「常に斜に構えた捻くれ者」(笑)
あまり世の中に関わらずに生きてい行きたいタイプですね。
他の方の作品では、「優柔不断でお人好しな主人公が、周囲に流されながら色々なものを押し付けられてしまう」というパターンが非常に多くて、その逆を行きたかったというのが作品開始時のプロットだったのです(笑)
優しくて優柔不断でお人好し、そういう性格の主人公のほうが話が転がりやすいのは分かるのですが、度が過ぎるとイラっとしません?(^^;)
ただ、展開が転がりにくくて困っている面もあります、なにせ、世と人とあまり関わりたくない主人公なのですから。
ある意味、一人で完結してしまっている主人公なのですが。リューは生きる目的・意味を持っていない。守りたいものは「自分」と「自由」しかない。(現代人の多くがそうじゃないですかね?)
ですが、旅に出たがっているのは「人生の目的」が欲しいと無意識に思っているからなんじゃないかと思います。そんな彼にも、やがて、守りたいものが出来るかもしれない。その時、彼はどう変わっていくのか……私にも分かりません(笑)
ミムルの街が滅んで、自分が関わった者達がすべて居なくなってしまった、それを守れなかった。それについて、リューは自分には責任はない、自分はまったく悪いとは思っていません。しかし、表面上はそうでも、実はその事件はリューの考え方にも少なからず影響を与えていて、今後の行動は徐々に変わってくる、はず・・・
追記
主人公は自分を守る事が第一、自分が第一で性格悪いので、モテません(笑)
なので、ハーレム展開はありません。どちらかと言うとフラれまくる系?(笑)
作中に描く機会がないのですが、顔もあまり良くはない設定です。
基本、作者がハーレムが好きではないので(笑)
孤独で平気な性格は、竜人化してしまった影響もあるようです。