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裏話

足を斬られて置き去りにされた少年強くなって復讐します における、リュージーンの真理と行動原理、基準と価値観について。

実は、リュージーン自身の精神は、未だ完全には安定していない設定となっています。

行動(の基準)がブレているように思う方が居るかも知れませんが、作者の中ではそうでもないというか。ブレるのが人間だと思っていると言うか。

まず、この世界で生まれ育った記憶しかなかった頃……特に奴隷にされて酷い目に合わされたりした経験からくる心理、そこから記憶が目覚め、圧倒的な力を手にしたばかりの時期の心理。

しかしその後、徐々に過去世の記憶が大きく影響を与えるようになっていき、その結果、価値観や行動基準も変わっていく。

しかし、この世界で生まれ育ったことで形勢された人格と願望や思いもなくなるわけではなく。。。

例えば幼馴染の同級生達のパーティを殺さなかったのは、リューにとっては友人と(恋人と)過ごした良い思い出もまた残っていて、判断に影響を与えたと思われます。

また、自分の与えられた無敵に力を自分でまだ完全に使いこなせておらず、その後も色々と行動がブレてしまうところがあったり。

最初は平気で人を殺していたのが、全盛の価値観が影響を与え、無闇に殺すのはよくないのではないか?という思いが湧き上がってきたり。

作者の中の予定としては、第一章(ガリーザ王国編)が終わるまでは、心が揺れ動き行動がブレる事があり、安定してくるのは第二章からかな、ということになっていたりします。

まぁ、現実の人間だって、心は常に揺れ動き、判断も行動も変わっていくものだと思うので。

最初は殺したのが、ちょっと後悔して、次は殺さなかったり。でもそれでまた後悔して、次はやりすぎてしまったり……

設定どおりに判で押したような行動を取るものでもないのが人間というものかな、と思うのですよね。

決して、作者自身の迷いを反映しているわけでは断じてありません。

多分ありません・・・ちょっとはあるかも?

いやまぁ人間だもの、人生二作目の作品だし、多少はブレるのもご愛嬌ということで(笑)

コメント

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