今日は私用で街に出たので、ついでにぶらぶらしてきました。
私の住む市では、ある時期から駅前開発が急速に進み、繁華街が二分されました。
東欧の国やファンタジーでよく聞く旧市街、新市街、という言葉が好きなんですけど(なんかかっこいい!)、老舗デパートを中心とした昔からの繁華街を旧市街とするなら、新幹線開通後に建った駅ビル周辺が新市街といったところかしら。
で、今日は旧市街をぶらついてきたわけです。
デパートにはよく行くのですが、大抵はデパートで用事が完結するので、商店街までは足を伸ばさない。前回この辺りにいつ来たのか思い出してみると、友人とランチした3月でした!
その時、友人から教えてもらったとある和菓子屋さん。当時は不定期の営業で、昼過ぎに開店して、完売後はすぐ5時前とかに店じまいするようなお店でして、まぁ普通には買えない。その日は、たまたま行ってみたら行列はしていたけど、買えたのです。友人は「今日は運が良かった」と大喜びしていました。
とにかくおいしい、と力説されたので、ほほう?と思いながら私も買ってみたところ……間違いなくおいしかったのでした!!
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空き店舗が多くなったなぁ。昔は一等地だったのに、ここのビルは一階も二階も空いてる。
そんなことを考えながら、私は商店街を歩いていた。
平日の昼下り、商店街は人通りも少なく閑散としている。アーケード街を逸れて、細い路地に入る。
お目当ては、以前友人に教えてもらった小さな和菓子屋。お菓子はどれもおいしかったのだけれど、その後なかなか買いに行けなかったのだ。
とっくに廃業したのに、模型の置かれた飾り棚がそのままのプラモデル店のビル。そこを曲がると、ビルとビルの間の奥まった一角に、ひっそりと和菓子屋はある。知らなければ、通り過ぎてしまいそうな小さな店。以前はたばこ屋だった、と聞いている。
ショーケースは4段程のささやかなもので、今日は、よもぎ大福、塩豆大福、わらび餅、どら焼きが並んでいた。ちなみに、前回の来店時には、柏餅と桜餅もあったが、季節によって品揃えは変わるらしい。
先に三人並んでいたので、その後ろに立つ。買う品はすぐ決まる。
私の番になって、笑顔の女性店員に伝える。
「すみません、よもぎ大福とどら焼きを二つずつください」
家に帰ると、早速、熱い緑茶を淹れた。
よもぎ大福は、求肥ではなく、餅生地。夏だからか、皿に移す際、べたべたと手にくっついて往生する。慌てて手を軽く水で濡らして手にとると、つるんととれた。うん、餅だ。
ひと口食べれば、餅の確かな弾力の後、すり込んだ新鮮なよもぎがふっと香る。そして、粒あんのまろやかな甘み。餡も自家炊き、餅も毎日搗くというのだから、店のこだわりが感じられる。
もちもちとした食感を口の中で楽しみ、控えめな甘さに顔を綻ばせながら、緑茶をお代り。
おいしかった!!ごちそうさまでした。
どら焼きは明日食べます。