5年ほど前、通勤時間に少しずつ書いた『material ―隕石売りと銀の箱―』。
実は、僕が初めて書いた小説です。
その後、少し加筆してカクヨムにも投稿したのですが、最近改めて読み返してみると、文章や構成など、今ならこう書くなぁと思うところがたくさんありました。
もちろん、初めて書いた小説だからこその勢いや、自分でも今なお好きな部分もたくさんあります。
隕石を売る男、銀の箱、ライブハウス、欠けたピック。
このあたりは今読み返してもやっぱり好きで、この物語自体にもかなり思い入れがあります。
『ユーティリティリバー』などを書き終えた今、もう一度この作品を書いたらどうなるんだろう。
そんなことを考えて、最初は少し手直しするくらいのつもりだったのですが、書き始めると全然無理でした。笑
文章だけでなく、構成、登場人物、伏線、物語の流れまで大幅に組み直しています。
なので「改稿版」というより、同じ『material』を使って、今のthirsty.でもう一度、新しい小説を書いているような感覚に近いです。
一度旧版を読んでくださった方にも、かなり新鮮に楽しんでいただけると思います。
そして、まだ読んだことのない方には、ぜひ今回の新版から読んでいただけたら嬉しいです。
ちなみに『moon bridgeの朝は、やけに騒がしい』は、実はこの『material』から生まれたスピンオフ作品です。
あちらを読んでくださった方にはお馴染みの鏡月、大橋、雫石、五郎たちも登場します。
彼らがまだmoon bridgeに集まる、ずっと前のお話。
『moon bridgeの朝は、やけに騒がしい』を読んでくださった方にも、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
今日から、20時半頃、毎日一話ずつ投稿します。
5年前に初めて書いた物語を、今のthirsty.でもう一度。
よろしくお願いします!