「カクヨム」初めての投稿がこの「地獄草」になったわけですが、初めての近況ノートも、この作品について語ろうかと思います。
この作品、執筆したのは約5年前、私が高校2年ぐらいの時だったと思います。この当時、私は文芸部に所属していたのですが、部の中で「ホラー小説集」を作ろうとの計画がありました。大学ノートに各々部員が自分で考えたホラー小説を書き、図書室に置いて学校の生徒達に感想を聞くというものでした。
あまり活動実績のなかった文芸部にとってこの「ホラー小説集」は唯一といっていいぐらいの活動だったのですが、その掲載基準はかなり厳しいものでした。
なにせ、学校中の生徒たちに見せるものだから、文字数の多い作品は作れず、長くても三ページ以内に作品を収めなければならなかったのです。
ホラーというジャンルは私にとって苦手としたものですから、四苦八苦しながらなんとか作品を作っていました。多くのアイデアを考えましたが、掲載基準を満たす作品はなかなか作れず、今回投稿した「地獄草」はその掲載基準を満たして完結出来ないと判断して、途中で執筆をやめた作品でした。
最近、自室の掃除をしていたら、当時書いていた「地獄草」の原稿が見つかり、今回の投稿に至ったわけです。
今改めてこの「地獄草」を読み返してみると、当時の自分がどれほど文章能力が稚拙だったのかが分かり、恥ずかしい思いです(当時の私が「謗り」などの難しい漢字を使えばかっこいいとか思ってたのが、読みながらひしひしと感じました)。
しかし、若いながら、色んなアイデアを用いてなんとか作品を面白くさせようと努力していて、当時よりも知識が増した今でもその斬新さに感嘆としてしまいます(完全に自画自賛ですが)。
なお、自室の掃除の際に「地獄草」の様に完結していない作品がごろごろと出てきたので、機会があれば、それらも投稿しようかなと考えています。要望があれば「完結編」なども執筆していきたいなと思っています。
ここまで長い文章を読んでいただき、感謝を申し上げます。