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木喰もあるく

 去る1月7日に静岡県浜松市北区にある浜松市地域遺産センターへ寄託されている寿龍院所蔵の木喰仏群の記録撮影に出掛けてきました。

 寿龍院蔵の木喰仏群は、閻魔天をはじめとする十体の十王と三途の川で番をしている葬頭河婆、そして、個人蔵の金剛界大日如来の12体。それから、木喰直筆の木札が一枚あります。

 以前は、同区内の寿龍院から寄託を受け全てを公開していましたが、現在は割れなどが生じ状態があまり良くないものが多く、十王の内の一体、葬頭河婆、大日如来の三体のみが公開されています。

 昨年から、記録撮影の交渉をし、これまでの実績をサンプルとして担当者に送り、評価を得て今回の撮影に繋がりました。

 今、撮影した画像を本業が終わってから確認と修正を行っています。
割れを防ぐために針金を巻きつけたものもあり、それを修正しながらなので少し時間がかかりそうです。後日、浜松市文化財課へ記録DVDを送り、今後の研究、顕彰、図録などの発行に役立てて頂く予定です。

画像は、針金を消す処理をした十王(木喰仏)の内の一体。

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