天狼星

　先程、「円空をあるく」第2話　中観音堂　を公開しました。
中観音堂は、岐阜県羽島市にあるお堂ですね。
円空に縁の深いお寺としても知られています。
中観音堂の中尊は、十一面観音菩薩(像高223ｃｍ）。
一説には、円空が母親の没後の三十三回忌に併せて彫ったものと言われますが、確証はありません。また、最近になって背面の埋木が外され、像内納入品の確認が行われています。それらの品々を円空だけが納入したのか、造像に携わった関係者の願いを聞き届け様々な品を納入したのかも分かりません。
像内納入品のうちの一つの鏡も、碌な検証検討をする前に円空の母親のものと公表しているのはどうかと考えてしまいますが。
本来、歴史学は確たる証拠があって、初めて史実であった、事実であったとされるべきなのですが。。。

今日の写真は、中観音堂の中尊・十一面観音菩薩です。