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「ゲームが終わった後の冒険譚」のテーマとおかしなサブタイに変更した理由について

「ゲームが終わった後の冒険譚~トイレの使い方から始まる、カイルの最強アバター教育日誌~」
https://kakuyomu.jp/works/16817330657060896543

 この作品は多くの人の誤解を解く事をテーマに書いているのだが、そもそもこの作品自体を誤解する人も多いようなので追記する。
 まず、この作品は力や知恵を使って他者を圧倒し優越感に浸る作品でも、戦いで読者を興奮させる事を目的にした作品ではない(むしろ作者自身がそういった作品に”飽き”を感じているくらいだ)。”””力も知恵も、皆が思うほど万能ではない”””という事を伝えるのがテーマの作品だ。”トイレの使い方から始まる~~”などという少しふざけたサブタイに変えたのもそれを少しでも示したかったからだ。
 力が万能でない事は「項羽と劉邦」の故事を知る者なら良く分かることだし、知恵とてそれを誇示し過ぎたために足を掬われた例もあれば、計算は完璧だったのに偶然によって全てがひっくり返された例も歴史上に散見される。
 そもそも力や知恵を皆にお披露目したところで、一時的に自己顕示欲を満足させる事ができるだけ。僻みやっかみで多くの者を敵に回したり、その才能を利用しようとする者が誘惑して間違った道へと誘ってくる。第一、自分の力を誇示する事でしか自分を満足させる事ができないような人物はみっともない(これは嫌な上司などで既に体験している人も多いだろう)。
 力も知恵も便利な道具なのだが、我々の本当目的”幸せになる”という事と直結している訳ではないのだ。ただただ力を振るってるだけで幸せになれるのは、ゲームの中だけなのである。(本来ならば、作品のテーマは作品そのものから読み取ってもらいたかったのだが、従来通りのバトル物や無双物と勘違いして読み始めて勝手に失望する人が多いようなので、これもやもなしか)

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