いつもフォロー、応援、ありがとうございます。
星もコメントも大喜びで読ませてもらってます。
今回、コメントで質問を頂いたので、こちらで答えさせてもらいます。
とても真剣に読んでくださっていて、ありがたいです。
ネタバレになる部分は隠しつつ、できる限りでのお答えになります。
ネタバレっぽいことを微塵も知りたくない方は読まずにお戻りください。
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男しかまず領主になれないからとは言え、たかが騎士爵家のほぼ平民身分、自領内の騎士団長でしかないディルムが、まだただの婚約者の癖に、進言では無く決定権があるかのような越権行為、既に領主気取りで主家に対して偉そうな事とか(身分が下の癖に、まともに婿としての領主の仕事も手伝わない、お家の乗っ取りを企んでいるとも取れる態度や、度々自領に損害も与えてる事実からも、いくらでも領主家側から一方的に婚約破棄できる事案)。
そもそもディルムが婚約者ではあまり領主家に旨みが無い。せいぜいが領内の結束の為とか。しかし貧しい辺境だろうと、いくらでも婚約者の立場を取って代わりたい人間はいるだろうから、こいつで無くて構わないわけで。かなり不安定な地位なハズなのに、こいつが増長できる根拠がわからない。
増長したのが領主が亡くなったここ数ヶ月だとしても、なんでそんな強気でいられるのか、やりたい放題を主人公がなぜ許すのかの背景描写が欲しい。
→そうですね。やりたい放題はライラが許していた(面倒くさくて放っておいた)部分が大きいです。増長した理由は、性格と世界観でしょうね。ディルムの背景は、今後出てくる部分ですので、そちらを参照して下さい。
まぁ、今回我慢できなくて婚約破棄になりましたので、ここまで深く考えてくださって本当にありがたいです。
王族でも出来るわけがない、どうやったら縁もゆかりも無い他人の辺境領にツケを回せたのかとか。
→第二王子は聖女セレナの装飾品を、ノーブル装飾品店で購入。アシュタルテのために買ったものとして、婚約破棄後、アシュタルテに請求するように装飾品店に伝える。アシュタルテに請求したら、スタージア家が払っちゃうのと色々裏があってわざわざノートル領宛て。(第二王子の嫌がらせ。悪役令嬢ものだと結構ありますね)
万一、請求だけは来たとしても、普通に王家に批難の書状と請求書を回し直して終わりだし。まず支払い、の判断になるの有り得んよ。
→王家に書状を出して、商店の不当を裁いてもらっている間に支払期限が来てしまう。未払い扱いだと、他の大きな商店とも取引ができなくなる。(ライラ:冬を前にしてそれは困る!)頭金だけでも支払っておくことで、未払い扱いではなくなる。そのため、頭金だけのために奔走。
というかこの商会よくこんなツケ回したね。王子と手を組んで、とは言え王子が運営してる商会じゃないんだし。
王が王子の味方ならまだしも…詐欺罪で店側が後ろに手が回りかねない不当請求だけど。
この国は特許権やある程度の権利を認める法がある文化レベルなんだし、絶対不可能だわ。せめてどんな名分で請求回せたのか説明が欲しい。
まだ侯爵家の方なら慰謝料名分などで無理矢理でも理解できるんだけど。
→王子にその権力はないので、その周りの貴族たちとの癒着。王が泳がせている理由は、ご察しください。
ゆる〜い世界観はかまわないんだけど、物事の基準が所謂我々が生きる現実での常識から大きく外れる場合は、やはりそれが罷り通る背景を描写してくれないと。これではただただ「主人公はとても頭が悪いのかな?」で片付けるしか無くなってしまいます。
→以上のような理由になりますので、ご了承ください。長文でのご質問、ありがとうございました。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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