皆様こんにちは。
お日様が燦燦と輝き、畑に出ると汗をかくほどです。
とはいえ風は強く、台風のようです。
『魔王の娘は妄想上手 ――帰郷編――』は2章に達し、魔界での穏やか(?)な話に進んでいます。まだ下書きも最後まで書き上がっていないのですが、着地点が見えてきました。およそ4万字の物語になります。
続編の構想もできていて、――探偵編―― ――革命編――と続き、書き上がれば12万字。普通の長編小説になると思います。
さて、我が家の家庭菜園。
サツマイモの収穫はすみ、ミニカボチャもナスもピーマンも、最後の時を待つようにほぼ成長は止まっています。
とはいえ自然の不思議、ニンジンとダイコンはすくすくと成長しています。
ひとつの時代が終わると別の時代が訪れる、といえるのでしょう。
そうした中、心を痛めるのは中東情勢。ガザ地区のことです。
歴史をさかのぼれば、究極は出エジプトやバビロン捕囚までさかのぼるのかもしれませんが、そうなると神話の話になってしまいかねないので止めましょう。
近代という意味では第1次世界大戦以降のイギリスの3枚舌外交(2枚舌外交とも)がスタートでしょう。それさえも歴史解釈で色々あるのですが、アラブ人が住んでいたパレスチナの地に強引にユダヤ国家が作られたという事実は否定できないでしょう。
ユダヤ人がナチスによって虐殺された状況下にあって、国際世論はユダヤ国家設立を黙認したような形になり、最後は国連も承認したわけですが、その後、イスラエルは帝国主義的に周辺の土地を切り取って拡大していった。
被害者だった者たちが、自分たちが受けたような暴力を外に向け、加害者に変わってしまったのです。
なんとも悲しいことです。
ウクライナへ侵略したロシアを非難するアメリカや日本も、イスラエルの侵略(あえてそう言いましょう)は黙認している。いや、承認してしまっている。
それもまた、哀しいことです。
そうした国家間の駆け引きの中で、無力な個人の上に死が訪れている。
こうした悲劇、人間の愚かさを書かずして、物書きといえるでしょうか?
ウクライナの時は『大統領の戦争』という形で書きました。
今回も書かなければなりません。これからプロットを考えます。
しかし、今は祈りましょう。
中東、ウクライナの地で、無辜の魂が、強大な国家の暴力から少しでも守られますように、と!