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終戦記念日

今日、8月15日は太平洋戦争で日本が無条件降伏した日です。1945年8月15日正午、天皇陛下の玉音放送が流れて、国民に降伏が知らしめられました。
当時の日本の人口は7千万人。戦争での死者は300万人と言われています。死者のうち民間人は50万~100万人、民間人・軍属の定義によって差もあるのでしょう。
民間人死者のうち、東京大空襲10万、沖縄戦20万、広島原爆10万、長崎原爆7万(原爆による死者はその後の原爆症による死者は含んでいません)……、今ならアメリカは非人道的攻撃をしたと世界から叩かれるでしょうが……。
当時の東京の人口が340万ほどなので、ひとつの戦争で東京が吹っ飛んだような状態です。
戦争の残酷さを説く時、自分たちの被害を言うのは説得力があるからですが、当時、日本が加害国でもあったことを忘れてはないりません。
欧米諸国の植民地支配からアジアを開放するという建前もあったようですが、日本が満州国をたて、その農地を奪ったことを考えれば、明らかに日本も欧米側……、富国強兵の元、植民地を拡大して欧米と張り合おうとしていました。
そして現在……、覇権を伸ばす中国が、あの頃の日本に重なって見えます。
ウクライナ戦争があり、台湾有事が叫ばれています。自衛隊に関わる軍備(防衛)予算の倍増、台湾での麻生副総裁(?)の発言。……とてもきな臭い。
このまま進めば……〝歴史は繰り返す〟
人類は、馬鹿ですか?
これが、私ひとりの妄想であればよいのですが……。

つらつらと思い考える終戦記念日でした。

さて『Nのゆりかご』その先に、核戦争などないと信じながら、推敲を進めてまいりましょう。

2件のコメント

  • すみません。一応、条件付き降伏だったはずです。
  • コメント、ありがとうございます。
    日本政府が戦後総括をしなかったために、未だに様々な論があるようです。どの論をとるのか、今はそれぞれの判断なのでしょう。

    私の知識では・・・
    8月10日、御前会議にて「国体護持」を条件にポツダム宣言受諾を決定
    阿南惟幾陸軍大臣らは自発的な武装解除、連合軍の本土進駐の回避、戦犯の自主的処罰の3条件を加えることを主張し、無条件降伏に反対。陸軍の一部には戦争継続を主張してクーデタを計画。一部、実行される。
    鈴木貫太郎首相は昭和天皇の判断、いわゆる「聖断」を求める。
    8月14日、御前会議で天皇の決断をふたたび仰いで無条件降伏受諾に最終的に決定・・・
    というものです。

    降伏文書で日本政府の統治が認められているから、無条件降伏ではないといった論もあるようです。
    尚、天皇制が維持されたのは『菊と刀』に見られるように、アメリカの日本研究が進んでいて、戦後統治を円滑にするためにアメリカがそうした、と私は受け止めています。
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