皆様、こんにちは。むら かおるです。
いつも作品を読んでくださったり、応援いただいたり、本当にありがとうございます!
突然ですが、本日Amazon Kindleにて新しい小説を出版いたしました。
タイトルは『性愛のリーガル・デザイン』です。
▼Amazonのリンクはこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GNJL4SF8
AIやシステムが社会に浸透していく中で、人間や法律はどうあるべきか? という正解のない問いを日々考えています。
でも、そうやって論理や理屈だけで世界を見つめていると、どうしても網の目からこぼれ落ちてしまうものがあるんですよね。
人の感情とか、割り切れない痛みとか、肌の熱さとか、そういう生身の感覚です。
今回の小説は、そんな論理からこぼれ落ちるものを拾い上げるための、僕なりの思考実験のような物語です。
主人公は、恋愛で傷つくことを極度に恐れる法学徒の青年。
彼は恋人に対して、完璧な『交際契約書』を提示します。
デート費用の傾斜配分、性行為の同意プロセス、喧嘩したときのクーリングオフ制度……。
すべてを条文で縛り、AIに管理させれば、僕たちは無傷で効率的に愛し合えるはずだ、と。
でも、結果的に彼は大失敗します(笑)。
頭(論理)では合意形成済みだから完璧だと思っているのに、いざという時に彼の身体が言うことを聞かなくなるんです。嫉妬や独占欲といった、条文には書かれていない理不尽なノイズに、彼自身が飲み込まれていきます。
完璧なシステムを作ろうとした男が、いかにして自分の身体と感情に敗北していくか。
滑稽で、少し痛々しくて、でもどうしようもなく人間臭い敗北の記録になっています。
コスパやタイパが重視され、恋愛すらも効率化されようとする今の時代に、あえて非効率で割り切れない感情の愛おしさを書いてみました。
ワンコイン(480円)で、Kindle Unlimitedにご加入の方は無料でお読みいただけます。
週末の読書のお供に、この理屈っぽくて面倒くさい主人公の自爆っぷりを笑っていただけたらとても嬉しいです。
これからも、堅い研究と柔らかい物語を行ったり来たりしながら、少しずつ作品を書いていこうと思います。カクヨムの方でも執筆を続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
むら かおる