あらすじ
ある日、竹野台ニュータウンに住むボクは、
インターネットの地図サイトを眺めていて、
“三籠山(みこもりやま)”と“八重山(やえやま)”の間にある、
小さな山の頂上で、少しばかり大きな池を見つけた。
よく見ると、その水面に恐竜のような影が映っている。
次の土曜日、ボクとお父さんは、
“謎の恐竜”が何なのかを確かめる探検の旅に出る。
ボクは、
『失われた世界』のチャレンジャー教授になった気分で、
ワクワクしながら森に足を踏み入れる。
そこは木々が幾重にも重なり合った、
知られざる世界の入口だった。
野生動物の気配を感じながら滝を越え、
獣道のような細い道を進んでいく。
そして…、巨大な“緑の壁”に突き当たる。
これは、少年と父親が見つけた、
“失われた世界”をめぐる、
現代の、ほんの少しの冒険の物語。