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ひとつの場面に登場する人数の限界について

こんばんわ。早いのか遅いのか分かりませんが、夏用の薄い布団に変えました。最近急激に気温が上がりましたからね。少しでも睡眠の質は確保したいものです。

なんて話はさておいて。


今日は書いていて、ふと感じたことでも書こうかなと思います。

執筆の勉強で読んだ技術本には「物語の登場人数は少ない方が書きやすい」と書かれていました。
群像劇が好きな私は思いました「いっぱい出てきた方が賑やかで楽しいのに」と。
でも初心者だし、まずは基本に忠実に書いてみよう。
そう考えて、一話の登場人物は可能な限り少なくし、一つの場面に二人以上は出てこないような展開にしました。

そして実際に書き始めて数か月。技術本に書かれていた意味を身をもって知りました。
人数が増えれば増えるほど、描写が難しくなることに。

当たり前ですが人数が増えると、それだけ一人当たりに割く文章量は増えます。文章量が増えると、読みやすい文章をつくるのに頭を捻ります(現状できているわけじゃないんですけど)

さらに「誰が」「何をしたか」の表記がどうしても細かくなってしまうのです。二人ならなんとか繋げられるのですが、私の技術力では三人が限界です。

21『呪いの正体』、22『振り返った時に満足できる景色』の五人出てくる場面はかなり悩みながら書きました。
おかげで描写以外でかき分ける方法の勉強にはなったのですが、この先、五人以上出てくる場面は作らないようにしよう……と心に決めました。

ですが、これは私の投稿している『ぼくの頭はピヨリーナ』が一人称視点なのと、主人公がいる時点でプラスワンされる物語の特性もあるからだと思います。

きっと三人称視点では、だいぶ変わってくるのでしょう。いつか三人称視点の小説にも挑戦してみたいです。

苦労したせいか、一つの場面に四人以上登場する小説を読むだけで「これを書いている人はすごい」と思うようになりました。読むだけでは決して知り得なかった感動です。


もっと場面の描写が上手くなりたいな、と思った話でした。
今後とも、未熟ながら書いている『ぼくの頭はピヨリーナ』をどうかよろしくお願い致します。

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