今回は久しぶりに、設備管理課らしい通常業務のお話です。
先日の避難訓練で、十二体そろって玉座防衛に向かった動く鎧。
そんな彼らも、二十年以上使われている設備なので当然点検が必要になります。
摩耗した右腕を新品へ交換したところ――
『鎧同士が馴染んでいない』
とのこと。
同じ規格、同じ材質でも、二十年以上使われた胴体と新品の腕では魔力の流れが違うらしく、しばらくは「馴染み待ち」になるそうです。
しかも旧魔王軍時代の整備記録にも、普通に
『馴染み待ち』
と書かれていました(笑)
部品を少しずつ交換しながら、それでも二十年前と同じ守備兵として立ち続ける動く鎧。
少しだけ哲学的な話になりかけましたが、ダンさん曰く、
「全部壊れる前に交換する。それが保全だ」
とのこと。
やっぱり設備の話でした。
お時間のある時にでも、読んでいただければ嬉しいです!
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