会見相手が帝国の民度向上と民主化の必要性を説明するため、地球の歴史に言及した時、主人公の心に2つの言葉が浮かびました。
〝人間の安全保障〟というのは国際政策の用語で、資源・環境や貧困・格差、戦争や圧政の問題を解決するためにも、保健や教育による人々の向上が大切という考え方です。
〝平和と協働〟も国際総合政策SDGsの、5Ps(ファイブピーズ)と呼ばれる5要素のうちの2つで、まさに行政管理政策における政策の広域化(国際化、全地球化)と分権化(官民協働や市民参画)を表しています。
それまで政策と言えば国や自治体が行うものだったのに、なぜ国連が企業や市民にも呼びかけて行おうとするのか? その答えは、文明が発展するほど政策も広域化と共に分権化するという、各国の歴史にもあった大きな流れの延長線上にありました。
国連のダウンロードページからお借りしました。