平　一

主人公の種族サタンは、実は心優しい種族でした。　旧帝国においても、軍事ではなく民生分野での貢献を希望し、人類など発展途上種族への文明支援事業に従事しました。　またそのための神話において、〝先帝〟種族に似せた神様を立てるため、他の種族からも悪役を引き受けて演じました。　しかし後には、良識的な軍事種族などの支援も得て帝国の危機を救い、民主化を行う〝最後の皇帝〟役も任されて、本当の天使になることができました。　これでやっと『泣いた赤鬼』さん達の供養が……ううっ（感涙）……いや死んでないって！（笑）　めでたし、めでたし。