一般的な〝持続可能性の四分類説〟における分類を、〝文明の星〟理論における持続可能性の分類により、説明した図です。
四分類説における環境・経済・(人間含む)社会・政策の持続可能性は、理論的な分類に実務的修正を加えたものとみることができます。
まず、技術的政策の課題を地球環境・資源に関わるものに限り、防犯や国防などは行政管理政策などの課題としています。
これには、人間や社会を技術の客体でなく政策の主体として見るとか、途上国などでの技術的政策と称する圧政や侵略を防ぐという理念的・政治的理由があると思います。
また、経済政策と社会政策の課題を分けて、後者を(保健福祉などといわれるように)それと関係の深い人的資源政策と結びつけています。
SDGsの5要素(5Ps)である地球、経済、社会、平和、協働ではさらに、行政管理政策の課題を政策の広域化と分権化に分けて、5つとしていると考えます。