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一作品以外の創作活動停止のお知らせ

カクヨムの皆さま、初めまして。津久美とらです。
初近況ノートです。

七月も半ばを過ぎ、すっかり夏ですね。
私の住む北海道は、夜はまだ空気が冷えます。寝る時の服装に迷う季節です。
皆様は如何お過ごしでしょうか。


さて、今回はタイトルの通り、私「津久美とら」の一作品を除いた創作活動停止のお知らせでございます。
と申しましても、充分なご説明ができるほどの経緯ではありません。
現実でもネット上でも、同時多発的に色々なことに見舞われ、存外に私の心身の消耗が激しかった。故に、他小説投稿サイトにて連載中である一作品以外の、創作活動の停止を決めました。そのご報告です。
なぜ一作品のみ継続するのか、その理由につきましては後述致します。どうぞ御一読頂けましたら幸いです。


【創作活動停止の経緯等】
ありがたいことに、SNSや他小説投稿サイトなどを通じて、私とお話しをしてくださる方がここ数ヶ月で一気に増えました。大変に嬉しく、光栄なことであります。
一方で人間関係が広がれば、やはり私や私の作品を好かない方のお目に触れてしまう確率も上がります。
結果として、SNS上で悲しいトラブルが起きてしまいました。私の発言・作品に対する嫌がらせ、私個人へのセクハラ紛いのダイレクトメッセージを頂くなどしました。
そしてそれらのトラブル等は、私と親しくして下さっている創作仲間の方々にもマイナスに影響しています。


もちろん、嬉しいお言葉もたくさん頂いています。作品のご感想、日々の交流。私にとっては宝物です。
単純に数のみで見た比率で申し上げれば、宝物の方が圧倒的に多いです。
なれど、その数の力を上回るのがマイナスな出来事の恐ろしいところ。幸福感よりも、心身に受けたダメージの方がどうしても強く残ってしまいます。
私の物事の捉え方や、気持ちの切り替えの下手さにも充分に依存しているでしょう。


それ故に、筆を執り続ける自信が無くなってしまいました。
書く気力が無いわけでも、書きたくなくなったわけでも、書きたいものが無くなったわけでもありません。
現に今こうしている間にも、短編や掌編のネタは浮かんできます。たくさんの言葉が、私の中で巡っています。


ただ、今は書くことが怖くなってしまいました。書き表し、それを投稿することが、私の中でひどく恐ろしく思える行為になりました。
私が書いたものを読んで頂こうとすれば、私が創作者として誰かと交流を持とうとすれば、私への嫌がらせに留まらず周囲の方をも巻き込んでしまうような何かが起きてしまうのではないか。その念慮ばかりが頭と心を埋めています。


私は、誰かに嫌な気持ちを抱かせるために創作や交流をしているわけではありません。自分は元より、誰かが悲しい思いをするために創作や交流はできません。それは望むべくもないことです。
ですから、その様な事態が再び起こりかねない以上、筆を滑らせ続けていくことは今の私にとってひどく恐ろしいのです。


一作品のみ継続することも含め、私の決定が逃げや甘えだということは重々承知しております。無責任であることも、承知しております。
恐らくはこのような事態を数々乗り越えられてきた作家様は、たくさんいらっしゃることと思います。
私にはその力も、勇気も無かったようです。偏に私の未熟さ、弱さ、諦めの早さからなるものです。
商業非商業関係なく、どのような形や方法でもそれらを克服できる方々こそが、真の作家様であるのかもしれません。


【各掲載済み作品について】
各小説投稿サイトに掲載している作品を取り下げる予定は、今のところございません。
その一つ一つに私は気持ちと力をを込め、それを受け取ってくださった読者様がいらっしゃるからです。
カクヨムに掲載している作品で一時的に取り下げたものもございますが、今後順次元に戻して参ります。
ただ、新しい短編などの投稿は致しません。


【連載作品について】
当記事タイトルの「一作品」に該当するものは、他小説投稿サイトに掲載しております。一次創作における私の処女作で、「津久美とら」として活動をはじめた原点とも言える作品です。
おかげさまで、その連載作品は完結までもう少しといったところまで連載を続けることができております。そして本来であれば、いずれはカクヨムにも掲載をしたいと考えていた作品でもありました。
その作品にはサイト内外問わず、励みになるお言葉をこれまでにたくさん頂きました。頂いたお言葉に、私は一方的なお約束をしていました。「完結まで筆を折りません」と。
この一方的なお約束を果たすことのみが、今の私に残った書き手としての唯一の矜恃であり、指標です。
大変ゆっくりにはなりますが、今後はその作品のみを継続して更新致します。


それ以降の「津久美とら」としての活動は、今現在予定しておりません。


果せる哉、長文になってしまいました。
ここまでご高覧頂き、ありがとうございます。
誠に手前勝手ではございますが、あと少しだけ「津久美とら」にお付き合い頂けましたら幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。

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