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ネタばらし:無貌の正体について

 今回お話しするのは、過去の近況ノート「ちょっとだけネタばらし」で触れました、「無貌の神の悪戯」シリーズにおける無貌の正体についてです。

https://kakuyomu.jp/users/super_zero/news/1177354054935150143

 ちなみに、以前お話しした無貌の正体の選択肢は、次の通りでした。

1)著者
2)読者の皆さん
3)例のアイツ(這い寄るなんとかさん)

 で、この中のどれが正解なのかと言いますと……実は全部です。(苦笑)

 Episode0の中で、無貌は自分自身について、次のように述べています。

・何処にも在り、何処にも縛られぬもの。
・「定まった姿」も「定まった名前」もない。
・性別や老若、美醜といった概念が存在しない。そもそも人の姿であるという概念すら持たない。

 そして、作中の台詞で無貌はこうも述べています。「ただの一人の人間が、今までとは全く異なる場所でどのように生きてみせるのか、暇つぶしに眺めてみるのもまあ悪くない」と。

 つまり、「又三郎の一人称視点」で表記がされているシーンにおいては、無貌は主人公を色々といじくる「著者」であり、「三人称視点」で表記がされている(=無貌が又三郎を眺めている)シーンにおいては、無貌は「読者の皆さん」なのです。そして、上記三点の特徴を持つ存在として、無貌が「例のアイツ」でもあるという訳ですね。

 だから、本作品が「一人称視点」と「三人称視点」で併記されているのは、上記の理由が故の「仕様」なのです。

 自主企画「文章自体に仕掛けがある小説のための広場!」に参加したので、お話はまだ完結していなかったのですが、先行してのネタばらしです。未完結作品についてのネタばらしで気分を害された方がおられたら、申し訳ありません。

 ただ、無貌は「読者の皆さん」でもあるので、本作品に寄せられたコメント等によっては、今後の無貌の言動に影響があるかも……です。(笑)

 作品の完結に向けて頑張りますので、今後もどうぞよろしくお願い致します。

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