■ ジョウ(真下)
【所属】新宿署 刑事
本作の主人公。かつては優秀な刑事だったが、ある事件で上司に手柄を奪われ、現在は所轄で泥をすする日々を送っている。満員電車で実父を亡くし、最愛の弟を不慮の事故で失ったという暗い過去を持つ。
<注目ポイント>
警察組織の腐敗と、テロリストの「異常な正義」の狭間で激しく揺れ動く彼の心。理不尽な世界で、彼が最後に貫く“泥臭い正義”の行方が最大の焦点です。
■ ユウ
【所属】故人(ジョウの実弟)
幼い頃に父親を亡くし、兄のジョウと引き離されて久我家へ養子として引き取られた後、十歳という若さでこの世を去った。
<注目ポイント>
純粋で心優しい少年。作中では「過去の記憶」として登場しますが、彼が遺した想いや絵が、闇に呑まれかけるジョウの心を繋ぎ止める重要な鍵となります。
■ カラス
【所属】裏社会の天才ハッカー
ジョウが秘密裏にコンタクトを取る、正体不明の情報屋。過去にジョウに救われた恩義から、警察のシステムでは届かないディープウェブの情報を引き出し、捜査をサポートする。
<注目ポイント>
姿なきテロリストの高度なシステムを読み解く頼もしい相棒……のはずが、時に犯人の思想に対して奇妙なほどの「共感」を覗かせることも。彼がどこまで真実を知っているのか、油断ならない人物です。
■ 久我 晃一郎(くが こういちろう)
【所属】与党幹事長 / 次期総理最有力候補
日本の政界のトップに近い男。ジョウの弟・ユウが引き取られ、最期の時間を過ごした家の主でもある。
<注目ポイント>
ジョウの過去と深く結びついた、物語最大の壁として立ちはだかります。
そして――
■ 【姿なき首謀者】
【所属】不明
東京を恐怖に陥れる連続爆弾魔。特等席でふんぞり返る特権階級を「大罪人」と見なし、独自のルールで容赦のない公開処刑を繰り返す。
<注目ポイント>
自ら手を汚すのではなく、ネット上の大衆が抱える「嫉妬」や「不満」を巧みに煽り、他人の死を極上のエンターテインメントとして消費させる狡猾な怪物。警察の先を読み続けるこの正体不明の敵の「真の目的」とは何なのか……?
■ 真下 修造(ました しゅうぞう)
【所属】足立区の交番所長 / 元・本庁捜査一課警部補
ジョウの養父。かつて「鬼の真下」と恐れられた伝説の刑事だが、今は第一線を退き、小さな交番で地域を見守っている。
<注目ポイント>
絶望の淵に立たされるジョウにとっての唯一の光であり、彼の不器用で熱い生き様が、物語を大きく動かす原動力になります。