5万字。つまりは、400字詰め原稿用紙125枚を書いたところで、ポストモダン小説ということがだいぶ分かってきた。
1959年、ウィリアム・バロウズの「裸のランチ」で始まったスタイルだから、ポストモダンなどと偉そうなことを言っても、すでに新味はない。
言うなれば、山下洋輔氏の前衛ジャズのような、おなじみの「アバンギャルド」である。
シュルレアリスム、異化効果、不条理劇などもイメージできるかもしれないが、それらを意図して創作するなら、オートマティズムではなくなってしまう。
今、あえて形容するなら、「非線形小説」。そんな感じだろうか…。