灼焰と白夜(大先生)の関係性がね、すごく複雑で。
この2人のやり取りをリョウスケ視点で見てると、灼焰がなんでこんなにキレてるかよく分かんないんですよね。
大言壮語に聞こえるのは、これはイセリア人の特性みたいな感じで。
口喧嘩や口論になると大見栄をきったり、大げさですな物言いをしちゃう人種なのです。
劇場型の人が多い。
灼焰の魔女は森の民ですけど、イセリア人に育てられているので、彼女も性質は劇場型なのです。
それに比べるとウリヤ人はクールな人が多い感じです。
もちろんウリヤ人にも劇場型な人はいますが、総じてイセリア人の方が派手好きで、楽天家が多い。
この民族の性格差は、イセリア人はエルフ文化を継承しており、ウリヤ人はノームの文化を継承していることが、影響を及ぼしてます。
ちなみにドワーフはイセリア人とウリヤ人の双方に鉄の精製方法を伝えましたが、ドワーフの生活圏がイセリア人やウリヤ人では立ち入りが困難な高山地帯のため、エルフやノームに比べると交流は少なかった、と伝承に残されてます。
ホビットが伝えたのは、鉄器を使用しての亜人種との戦い方や、馬の家畜化や繁殖方法などとされてます。
その為、鉄の精製方法や馬の飼育に関しては、イセリアとウリヤで殆ど差異が無い……けれど、イセリア文化圏では原住の民からの文化継承の歴史が途絶してるので、様々な解釈がある状態に。
ウリヤ文化圏では、ミロク教の教義に原住の民からの文化継承が残っているので、ある程度正確な歴史が伝承されてます。
ササラ人に関してですが、ササラ人は移住して来た当初から独自の魔法文化や金属加工技術を有していて、他の民族に頼らなくとも、亜人種や魔獣に対抗する術がありました。