函館で朝食を食べ損なった夢から始まった「食べ物の恨みは怖い」
物語を執筆していくうちに
「本編では描いていないところも、もう少し書いてみたら面白くなりそう」
そんな気持ちが膨らんで、いくつかのサイドストーリーを加筆・公開しています。
まずは、
「神崎と日東航空」
北海道編で、なぜか横田みおが日東航空から、とんでもないVIP待遇を受ける。
その理由は――神崎零と日東航空の、ちょっと奇妙な縁にありました。
始まりは、大学生だった神崎が買った一株の株式。
そこから会社の再生、機内食の監修、ハイジャック対策への協力、そしてなぜか持ち上がる社外取締役の話まで。
株と、機内食と、少しの正義感。
もちろん神崎本人は、いたって合理的な理由で動いています。
そしてもう一つ。
「神崎とみおの出会い」
本編では恋人として登場する神崎零と横田みお。
では二人は、どうやって出会ったのか。
最初の印象は、決して良くありませんでした。
人の心を分析することには長けているのに、
自分の心には驚くほど鈍感な神崎。
そんな彼が、三年かけて少しずつ、一人の女性を大切に思うようになっていく。
「恋敵」が現れたり、
「君を見ていた」とド直球に言ってしまったり、
本人だけが、それを恋愛だと気づいていなかったり。
そして最後には――
まったく事件のない神崎零も、ぜひ楽しんでいただければと思います。
あっ、みおへの感情は神崎にしてみれば事件だったかもしれません。
さらに、そこから少し先。
「週に一度の食事」
恋人になった神崎とみおが、
「少なくとも週に一度は、君と食事がしたい」
という神崎らしい約束をするところから始まる、小さな物語です。
高級フレンチ。
思い出の洋食屋。
激辛料理。
お互いの好きなもの、苦手なもの。
そして最後には――神崎の家へ。
事件は起こりません。
犯人も出てきません。
ただ二人が、一緒に食事をしながら、
少しずつ相手のことを知っていく。
「食べるもの」から始まった関係が、
少しずつ「誰と食べるのか」へ変わっていくお話です。
本編の裏側で、神崎零がどんな人間なのか。
みおが、なぜ彼の隣にいるのか。
そして二人が、どうやって今の関係になったのか。
そんなところも、少しずつ描いています。
本編を読んでくださっている方には、ちょっとした補完として。
まだ本編を読んでいない方には、寄り道として。
よかったら、こちらのサイドストーリーも覗いてみてください。
https://kakuyomu.jp/users/snider5556/collections/2912051607859031003
第二弾の超大作(迷作?)も公開に向けて準備しています。
しかしまぁ、No.9のほうも好調で、ありがとうございます。
「食べ物の恨みは怖い」とはまったく毛色が違いますが
こちらものんびり執筆していきます。