ご無沙汰しております。沁十レンナです。
「WHITE ROOM」を発表してから、来月で1年になります。あの頃は色々と...そうですね。どこか壮大な何かを抱えて書いていました。
そして、去年の2月。
コミティアでこの白い本を持って行った時、この本は身内以外の方が手を取る瞬間は訪れませんでした。でも不思議と悲しくもなかったのです。ただ、目の前が人を通り過ぎてるのを眺めていました。
見つけて欲しい。自分の世界を見て欲しい。
自分はどこか孤独を書いていたようで、自分が孤独であることを諦めたかのようで、どこか繋がりを捨てきれていませんでした。
イベントを終えた後、自分はなぜか泣いていました。結局、この白は存在しなくて良かったものだったと。でも、そんな白い世界は優しさで溢れていました。
そう気づいたのが、仕事を辞めて半年。宙ぶらりんで、白い部屋...白い賃貸の部屋でただ時間を貪る私をどこか俯瞰してみると、まさに白い世界に閉じ込められていました。
でも、その時の孤独は...優しい孤独だったような気がします。家族や友達...それに以前の仕事の人まで。白い部屋は暗くはなく、ずっと朝日が照らしてたようにも感じました。1人のようで、1人ではない。時々、友人が訪れて料理や温泉に行く日がありました。
それでふと...「WHITE ROOM」を思い出しました。白はきっと冷たいようで温かい朝の光でもあった。少なからず自分が書いた小説に、自分が少し救われてしまうという笑えてしまうオチが待っていました。
きっと大した理由なんてない。
私はきっと好きなもので溢れているから、白い世界も知ることができたと思います。
だからこそ、答え...のようでそうではない。自分は掴めない空気を文字に閉じ込めたい人でした。この半年という長い夏休み...そこで感じた空気をそのまま持って帰りたい。そんなわがままを小説は叶えてくれると思います。
「WHITE ROOM」の次章が更新する日が近いと思います。だからこそ...その時は、きっとロゼアがお茶を淹れて待っていると思います。
それではまた。
更新する日まで。