自分がこの小説のプロットを構成する段階で、元々柊志保(ひいらぎ しほ)は、メインヒロインではありませんでした。
あくまで作家自身が考えた物語は最初から、
『養女と父親の、貞操逆転物語として、歳の差をメインにしたラブコメ』を書きたかったです。
だからプロットの段階では、一花がメインヒロインの枠でした。
一番最初の構成では志保は名前もない登場人物として設定しています。
ですがプロローグを書いている途中に、志保の役割がどんどん大きくなり(名前を貰ったのはこの辺でした)、作家自身も志保に対する愛情が大きくなってしまいました。十五年間傍から見守った人(志保)を置いといて新しいメインヒロイン(一花)を設けることに、『自分自身が納得がいかない』と気付きました。
自分は書いているプロットを全部見直した後、志保を正妻ポジションのメインヒロイン枠に変更しました。一花ももちろん今後活躍するメインヒロインで間違いませんが……
なので、今回の4話は、実はプロットの段階では書く予定がなかった、自分にとっては特別な意味を持っています。
ただの助力キャラかライバルキャラ、緊張感を与えるための装置として使い捨てる噛ませ役が、ここまで命を貰って、作品の中で自らの魅力を磨きヒロインに昇格した経験は、見習い作家である自分にとってすごく面白い経験でした。
ただちょっとだけ、思考の中心が未尋である可愛い三十代の志保さんをどうか今後も暖かい目で見守ってあげてください……w