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不撓導舟の独善――あとがき

あとがき

最後まで読んでくださった方が、もし、いらしたのなら大感謝です。感謝ではなく大感謝です。
違いは言わずもがな、大きさです。大だとなんか強そうに感じるでしょ?
冗談はさておいて、本日完結しました『不撓導舟の独善』ですが、文字数はなんと、13万字です!
ページ換算すると、見開きで168ページ分になりました。(全336P)
過去最高記録です。
こんな感じで、ハイテンションで書いているわけですが、ひとまず項目に分けて、あとがきにしたいと思います。興味があれば、読んでいってください。


不撓導舟の独善について

今回のエピローグを以って、作品としては一区切りしました。話の終わり方も比較的きれいに纏まっていたように感じています。僕の実力が伴っていないために、もっと良い描写の仕方があったのではないかと後悔することもありますが、完結させないことには、評価のしようもありません。クオリティを求めていてはいつまでも完結しないことは、私生活でも体感済みだったので、第一に完結、第二にクオリティ、という精神のもと、執筆に取り組んでいました。

本作品の前半は一話完結型、後半は里霧有耶の抱えていた問題の解決編となっています。とりわけ、前半のゴキブリの話は結構気に入っていて、後半の解決編でも、登場させてしまうほど好きな話でした。現実であんなことが起こったらと思うと戦々恐々の思いですが、もし大量のゴキブリが映るようなことになったら、テレビの画面はモザイクに埋め尽くされてしまうのだろうか、なんて想像しながら執筆していた具合です。

後半部分は今後の物語の根幹に関わってくることが多く、あまり触れられませんが、一つ言えることは里霧が主人公みたいで良かったな~、ということです。


裏話

 実は本作品、執筆開始時期が二年前なんです。「えっ、二年間も書いてたの?」と勘違いするかもしれません。これにはちょっとしたわけがあります。執筆を開始して、おおよそ半分くらいまで書き終わった頃、「ノートPCの方にデータ入れとけば、外でも書けるじゃん」と思い立ち、デスクトップにあったデータをノートPCに移行しました。それから少し経って、データ整理をしていたときに、誤って執筆データを全て削除してしまう事件が発生してしまったのです。
 完全に自分の不注意なのですが、結構な時間を割いて書いたものが消えてしまって意気消沈。そこから覚えている範囲で復旧し、執筆を再開しました。以降はクラウドに保存するようになりました。
 ただ、悪いことだけでもなく、データが全ロストしたお陰もあって、前半部分のシナリオを大幅に改変しました。厳見のテニスまではロスト前と同じで、それ以降は新たに認めたものです。本来使うはずだった『野球部助っ人編』『映画研究会編』などはボツになりましたが、その甲斐あってゴキブリや染屋の謎解き、福意の話を作ることができたので、よかったと言えばよかった――といった感じですね。(編というほどのものではないですが)まあ、ものは考えようということです。ちなみに映画研究会は後半の話で名前がちらっと出てきていたりします。

完結直前まで里霧有耶の名前である『ゆうか』を『ゆうな』だと勘違いしていた。


最後に

不撓導舟の独善は第一部完となり、完結設定になっているとは思いますが、これからも細々と続けていく予定です。一部を里霧有耶編とするのなら、次はお嬢様編(仮)になることでしょう。お嬢様編の投稿はいつになるかわかりませんが、最後まで読破してくださった方がいたのであれば、またお付き合いいただければ幸いです。

いつになるかはわかりませんが、他の作品も執筆していこうと考えているので、そちらの方も是非とも読んでいってください。

重ねてにはなりますが、最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

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