第78話「ただいま」を投稿しました。
これにて『学校一の美少女が、俺の部屋にだけ入り浸るようになったんだが』は完結です。
最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。第1話から付き合ってくれた方も、途中から読み始めてくれた方も、全員に感謝しています。
この作品を書いたのは、「甘い話が読みたいな」という自分の欲求からでした。すれ違いも誤解も少なくて、ヒロインが主人公のことを最初からずっと好きで、でも言葉にするのが下手で。そういう関係が静かに積み上がっていく話が書きたかった。
玲奈というキャラクターは、書いている間ずっと「こういう子がいたら最高だな」と思いながら書いていました。クールなのに悠斗の前だけ甘い。言葉より先に手が動く。あの子は最初から最後までぶれませんでした。
第1話の「学校一の美少女が、俺の部屋に来た」という書き出しから、最終話の「玲奈が、帰ってきた。」という着地まで、自分なりに一本の線を引けたと思っています。
玲奈が帰り際に言う言葉は、「また来る」から一度も変わりませんでした。それが最後の一話でだけ「ただいま」になる。この一語のために78話を書いたようなものです。
もし気に入っていただけた方は、★やレビューを残していただけると、次を書く力になります。
なお現在、ほかに二作を毎日18時に更新しています。
ひとつは『ダンジョン管理局の雑用係は、今日も密かに全てを蓄えている』。現代ファンタジーで、地味なスキルを押しつけられて追放された男が、溜めに溜めた力を一撃で解き放つ話です。10月28日に完結します。
もうひとつは『同接=戦闘力』。ダンジョン配信の演出を10年やってきた裏方が、事務所をクビになった夜に、見られている人数のぶんだけ強くなるスキルを手にする話です。10月4日に完結します。
作風はまるで違うのですが、三作とも同じことを裏返して書いている気がします。玲奈と悠斗の話は、誰にも見られない部屋の中でだけ積み上がっていく関係でした。『雑用係』は、誰にも知られないまま一人で力を溜める話です。そして『同接=戦闘力』はその逆で、見てもらえないと一ミリも強くなれない男の話になっています。
どちらもすでに全話書き上がっているので、更新が止まることはありません。よろしければ覗いてみてください。
改めて、最後まで読んでくれてありがとうございました。