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PVに想いをはせりけり

 今回はPVについての考査などです。
(長いんで、飽きたら他の作者さんの小説を読みに行きましょう!)

 この手の話題は色々とあるので、先に前提のお話を。

 まずあくまで持論でしかないです。
 つまり、これはあくまでひとつの可能性であり、これが正解ではないことはご承知おきください。
 こんな事もあるよ、位に捉えていただけると嬉しいかなと。

 あと、多分「こんな事既に理解しているよ」という話は絶対にあると思います。
 特に有名作家さんだったり、既に日にPVを数百、数千貰っているような方には無縁かなと思いますので、そういった点はご了承ください。

 そして最後に。
 自分はあくまでカクヨムでの連載に特化しています。
 ですので、システム関係はカクヨム前提でのお話になりますので、そちらもご了承ください。

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 お陰様で「ニチサハ」こと「非日常は日常茶飯事」もコツコツとPVは伸ばせています。
 ですが、しょぼん(´・ω・`)が逆にPV上がりすぎると何が会ったのかと緊張しちゃうもんで、実はあまりPVもらえなくても、一日2、3PV位でも、増えてくれただけで喜んでしまうなんていう性格だったりもします。
 ないよりはあったほうがいいのは、自分だってありますけどね。

 ただ、あまりPVが多くなる事に強い興味はありません。
 躍起になっていない、と言ったほうが良いでしょうか。

 とはいえ、やはり連載をはじめて今週末で約二ヶ月。
 PVについて色々と思い当たる点なども出てきたので、誰かの参考になれば、程度のお話です。

 ニチサハの連載は、毎週金曜日。週イチで定期更新を続けています。
 2月に連載をはじめて、現在プロローグ含めて計10話分上がっているわけですが、自分でも理解はしていましたが、これはPVを稼ぎにくい更新スタイルです。

 それは何故か。

 ひとつは、当たり前ですが、完結済み作品を除けば、より更新頻度が高いほうが読まれる確率は上がります。
 その作品を待っている読者さんは、続きを楽しみにしている。これは読者視点から言えば当たり前の行動なんですよ。

 つまり、定期的に、より頻度多く更新される作品は、それだけ強いのです。
 ただ、日に3~4話更新するのであれば、それなら日に一度更新して、残りをストックし安定して毎日更新できたほうが良いかな、とは思います。
 それは、読者って大抵他の作品も読んでいて、一作品に掛ける時間は決して多くないと思うのです。
 一日に何度も更新があるからその日に全部見に行く。これはどちらかといえば稀だと思います。

 ただ、ふたつめの理由から考えると、日に3~4話更新がまったく無駄ではないとも思えたりもします。
 それはどういうことか。
 それは「話数が多い」事はPVに大きく貢献するからです。

 自作の動きを見ていた時。
 PVが大きく伸びた日の動きははっきりしていました。
 それは、自分の話を「最初から連載中の所まで読んでくれた方がいた」日なのです。

 作品に興味を持った時に、最初から読もうとしますよね。
 勿論面白さの判断から、途中で離れる読者もいるかも知れませんが、最後までもし読んでくれたとしたら。
 それは必然的に話数が多いほうがPV増えるわけですよ。

 例えば10人が一日に100話の作品を読むのと、10話の作品を読むのとでは、その差は10倍あるんです。
 ただ逆を返せば、話数が少ない作品は、PVは落ち着く傾向にあります。

 つまり、PV一日1000いった方の作品が100話あったとしたら、それは一日PV100いった方の作品が10話あるのとほぼ同じようなレベルでもあるんです。
 つまり、連載はじめたばかりでPV伸びない、は普通のことで、連載を続けていけばより伸びるものなんですよ。
 だから、あまりPV数だけにここにばかり目をやっていると、自分の作品は人気がないのかと不安になります。

 ニチサハは後者の作品です。
 現時点10話のこの作品が、今の時点でもし一日PV1000行くとしたら……それはスパム攻撃を受けていますよ絶対(汗)
 それくらいには、よほど人気作家さんでもない限り、ありえない話なんです。
 だって、どうやったら1日100人見に来るなんて想像できますか? 正直その方が非現実的なんです。

 つまり、毎日更新していて、話数が増えていけば、PVが瞬間的に増えやすい状況が作れる。
 自分の持論ではそう思っており、だからこそニチサハはPVを稼ぎにくい作品なのですよ。
 逆に言うと、現在300強のPVで累計10話と考えると、一話辺り平均30PVいただけているのは、本当に幸運だなぁと思っています。

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 では。
 先の条件を満たさない作品はPV伸びないのか、という話になりますよね。
 ここからは、完全に自分の行動からPVがあがったのを感じた瞬間の話をします。

 いわゆる「タイトル変えたらPV増えた」とか、「旬のジャンルの作品書いたらPV伸びた」といった、リトライや作品修正といった「PVアップのコツ」のお話は一切ございませんので予めご了承ください。

 しょぼん(´・ω・`)さんは、カクヨムを始めるにあたって、小説用Twitterアカウントを開設しました。
 Twitterでお付き合いある方は知ってらっしゃるかもしれませんが、その中でこんな活動をしています。

  ①Twitterでフォローしている方の作品の応援リツイート
  ②カクヨム内でユーザーさんをフォローしていますが、その方々の作品で、
   自身が読んでいる最新話を紹介するツイート
  ③カクヨム内で作品レビュー(星3あげてよいと思った作品のみ)
  ④作家さん同士とツイートでコミュニケーション

 まず、この活動は自分の中でPVを稼ぎたくてしてはいません。
 正直PVを稼ぎたいなら、それこそ「RTしてくれた小説を読む」タグの方にお願いして読んでもらうほうがよっぽど良いですからね。

 自分はよく言っています。
 自分のPVもいいけど、これらから他の作品の方々のPVが伸びてほしいんです。
 せっかくだったら、応援している作者さんが長くその作品を書いてもらいたいですから。
 そして、そういうものが作者さんの原動力になる。だから、自分でできることをしてるだけだったりします。
 ①、②だけで二時間以上。そこに③までするっていうのは、正直自分のPVのため、で出来る範囲は超えてると自負してます。
 でもそれくらいには、自分なりに力を掛けて、効果が薄くてもコツコツとやってきました。

 それでですね。
 この活動は、本人が直接想定はしていなかった、自身へのPVをもたらしてくれました。
 これは自分の中では主に、②と③が要因として大きいと思っています。

 ①はジャンル的にはTwitter活動です。
 これはTwitterの通知で、リツイートしてくれたのをお相手が知ることがあります。
 そうすると、逆に宣伝ツイートをリツイートで返してくれる方が沢山いらっしゃいます。
 これは本当にありがたい話なんです。

 ですが、これによる効果は、ほぼ間接的なものだと思います。
 実際皆様にリツイートを数十していただけても、PV0だった日もありますからね。
 そこからURLを踏み読んでくださるまでには、やはり大きな壁があります。

 ただ、間接的な効果と書いたとおり、これにはプラスもあります。
 それは、Twitterでのフォロワーさんが増えやすい事。
 増えていけば、自身の作品含めた、色々な作品に関するリツイートも広がりやすくなるんですね。
 これは、結果として少しでも多くの人に作品を目にしてもらえるチャンスがある、という事に繋がるのです。
 目にしていただけるきっかけは、やはり多ければ多いほど良いですからね。

 では、②と③はどうか。

 ②もやや間接的なものではありますが、②の中にある「ユーザーさんをフォロー」。
 これは実はPVに貢献しました。

 自分は作品のブックマークをしない代わりに、ユーザー様をフォローします。
 それは、その人の作品が沢山あった場合、肌に合う作品があれば読んでみたいからです。
 作品だけをブックマークしていては、それは気づけないんですよね。

 それで、ユーザー様をフォローした結果、相手の方が自身の作品へのブックマークやユーザーフォローを返してくださる方が意外にいたのです。
 こちらは最新話つまみ食いではありますが、読めば応援機能で応援し、ツイートします。
 応援機能は相手ユーザーさんにも、誰が読んでくれたか分かる機能。
 ですので、そこから興味を持ち、こちらを知ったユーザー様が読んでくれたケースは意外と多かったのです。

 ③は、想定していないより大きなPVアップがありました。

 自分の評価の大前提は、カクヨムで言うなら星3の作品しかレビューしません。

 星2以下をつけるレビューは、自分が手放しで喜べない何かを含んでしまう。何ていうか性格上、そういうレビューは書けないので、申し訳ないのですがこういうスタイルでレビュー活動しています。
 とはいえ、星3未だ貰ってない方が作品がダメなのではなく、長編をレビューできるまで読むのは大変、といった弊害を自身も抱えているので、レビューされていないからとあまり絶望してほしくはないのです。

 って、しょぼん(´・ω・`)からレビューがないくらいで絶望する方はいないでしょうけどね(汗)

 でもですね。

 自分が逆の立場だったら、きっと嬉しいんです。
 自分のレビューは拙いかも知れないけれど、ちゃんと読んだことを書き、面白さの箇所を伝えるよう努力しています。
 そこまでの「読んでくれて評価された」のって、嬉しくないですか?
 だからこそ、自分なりにきっちりレビューを書いてきました。

 そのお陰でしょうか。
 非常に感謝いただけると同時に、お返しにと、わざわざ読んでくださる作者さんが結構いらっしゃったんです。
 これは本当に優しい方々に恵まれたとしか言えないのですが。
 そういう方々の一気読みがあった日は、PVがガンっと伸びたんですよ。

 自分はお礼を言われて、こちらの作品を読みますから! と言われても「肌に合うかわからないから無理しないで!」とか「折角だし他の方の作品も是非読んで!」なんて言っちゃうんですけど。
 それでも、読んでくださるんですよ。これは本当に嬉しいし、感謝しきりなんです。

 でもこの話。
 ④にも繋がりますが、もうひとつきっちりとしておくべき点があります。

 この記事を読んで「レビューしてやればきっとレビューしたり読んでくれるよね!」というやましい気持ちでやろうとするなら、止めたほうが良いです。

 誠意ないレビューをただするだけだったり、こっちが手間を掛けたんだからそっちもやって、なんてスタイルをされたら、作品以前に作者を疑います。
 つまり、作者の人柄を疑われたら、読んでももらえもしなければ、レビューだってしてもらえないんです。

 ④のコミュニケーションだってそう。
 Twitterのつぶやきの中で、人として避けたくなる人の作品が、面白いと思うのは難しいんです。
 読む前から相性が悪い。
 だからこそ、誠意であったり優しさであったり。人としての節度としてだったり。
 そういうコミュニケーションがある方が大前提にあります。
 結局は作者さんだって、読者さんだって人なんです。

 よく「RTしてくれた小説を読む」タグを付けてツイートして、よければ自分の作品も読んでください、と書いたのに読んでくれない! とか、「RTしてくれた小説を読む」けど、条件に自作品を読むことを付けた瞬間リツイートが来ない、なんて話を聞きます。

 これ、正直な所「そりゃそうよね」としか言えないんです。

 作者さんだって読者になることもある。でも、作者さんって作品書きたいじゃないですか。
 だから読者として読むことが難しい場合だってあるかもしれない。
 突然自分の作品を読んでくださいと言われた時。読者さんがその作品が肌に合わない可能性だってあるかもしれない。
 その「かもしれない」の気遣いが感じられないのですよね。

 そして何より。
 そういうタグにRTしてアクションを起こす人は「読んでほしい」のであって「読みたい」んじゃないんです。

 「読んでほしい」

 作者にとって希望であり欲求の言葉です。だけど、それは「読みなさい」であってはダメなんですよ。

 だから、「RTしてくれた小説を読む」タグを実践する方は、出来る限りは自身を読者として構えないと、誠意がないと思われてしまう。
 勿論「自分の作品もできたら読んでください」はありなんです。
 でも、読んでもらえなかったからと憤慨してはいけないのです。それは結局「読んでほしい」欲求がメインなのだから。

 申し訳ない言い方をすれば、読んでくださる人だったら、そんな事言わなくても読んでくれます。
 しょぼん(´・ω・`)のレビューや最新話紹介を頑張っていく中で、自然に読んでくださった作者さんが沢山いらっしゃったように。

 別に善意に訴えろというお話ではありません。
 PV伸ばす活動なら、それこそ先のタグにのって読んで頂くだけでもPV稼げますからね。
 先のリトライや作品修正という手段もあります。

 ただ。
 自分は今、この自分の活動が形になってPVが伸びた瞬間があるという事実は、同時に作者さん同士のリスペクトがあるから伸びた、と思っているのです。

 その上で、もし「この方がレビューでオススメするなら面白いかも?」とか「この作者さんが最新話読んでいるって事は、面白いのかな?」と思ってもらったら。
 それは結果として、紹介し、レビューした作品にも、そしてのちのち自身の作品のPVに返ってくる事もあるんですよね。

 PVを意識し伸ばすのは、決して難しいことではないと思います。
 それこそ工夫次第で増やすことはできます。それはそれで努力の結果ですから、自身を褒めてもよいと思います。

 ただ、こういった形で、読者を感じながらPVを伸ばしてみる、何ていうのもまた、良いんじゃないかな? なんて思います。

 これがタイトルにある想いなのです。

6件のコメント

  • 大変興味深い考察でした。
    これ、作品として公開するべきでは?
    短編エッセイとしていかがでしょうか!?
  • いやぁ、こういうのってあくまで伝承の一節と同じで、それが正解でもないですし、一個人の一考査をあまり公に残さなくてもいいかな、なんて思ってこっちにしちゃいました。

    あと、あまりエッセイとはいえ本編に絡まない小説が並ぶのがどうも苦手で……(;´∀`)
    ということで、近況ノートの黒歴史としてうずめておこうと思います(笑)
  • 作品いいなって思ったら作者フォローしますよね!
    気付いたら同じ作者さんだったことも何度か…。
    個人企画もしてみて思いましたが、作品の目の触れにくさはすごく感じるので、余裕のある時にはレビュー書いて応援したい気持ちがグンとあがりました。笑
  • 作品だけ見ちゃうとたしかに同じ作者さんのが、ってなる事多そうですよね。
    特に肌に合う作者さんのはどれもハマって楽しんじゃいそうですし……。

    この近況ノート読んで共感いただけたようであれば嬉しいですね。
    wacaさんも是非、お気に入り作品見かけたら、無理にならない範囲でレビューしてあげてくださいね!
  • 突然のコメントすみません。新米の海です。Twitterからきました。
    pvへの執着から抜け出せない自分をなんとかしたく、拝読しました。しかし、やはりpvの増加、フォロワー、★の増加がモチベーションの殆どを占めるようになってしまいますね。自分が小説を書き始めたのは、そんな理由じゃないんですが……
    改めて、姿勢を考え直しました。
  • 初めまして!
    わざわざお読みいただきありがとうございます。

    海さんのお悩みというか、気持ちは最もだと思ってます。
    読んでもらい、評価を貰えるのは、作家さんのモチベーションとして大きいですからね。
    なので、やれることをする事は悪くないと思いますよ!

    例えば、記事に書いているような、「RTした人の作品読みに行く」タグの方にお願いするのも、それはひとつ読んでもらえるきっかけですからね。
    ちなみに個人的にですが、このアクションする時はRTだけじゃなく、返信でも作品URL等お伝えすることと、その時に謙虚な姿勢でお願いするだけでも、お相手の心象違うと思うので、そんな所も気をつけたりしてみてくださいね。

    こちらも微力ながらTwitterフォローさせていただきました。
    どこまでお役に立てるか分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします!
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