このたび、「第1回令和ことたま歌祭り」にて、身に余ることに優秀賞を頂きました。
短歌を始めて間もない未熟な自分にとって、このような素晴らしい賞をいただけたことは、何よりも励みであり、これからも言葉と真摯に向き合っていこうという決意を新たにする機会となりました。
あたたかく誠実に運営をしてくださったスタッフの皆さま、そして登壇された先生方の一言一言が胸に染み入り、言葉を紡ぐという行為が、いかに豊かで奥深い営みであるかを改めて実感いたしました。
こうした素晴らしい機会をつくってくださった運営の皆さまに、心より御礼申し上げます。
今回受賞した作品ですが、人の心は、言葉を通して動き、慰められ、共鳴する。それは、誰の、どんな言葉を、どう受け取るかが本質ですが、現代社会の中で孤独や人間関係の希薄化が進むなかでは、「誰の」という要素が徐々に薄れていき、たとえそれがロボットの言葉であったとしても、人の涙を誘い得る。そんな未来的な見解を込めました。
今後も、カクヨムで連載中の「わたしと私と、あなたの短歌」をはじめとして、自分なりに誠実な表現を続けてまいります。
今回のご縁を通じて、作品だけでなく、人としても成長し、より多くの方々と良い形で繋がっていければと願っております。
余談ですが、授賞式で片岡鶴太郎さんに間近でお会いして、まず圧倒されたのはそのオーラだけでなく、声のトーンや大きさから驚くほどの若々しさを感じました。
ご本人は「今やっていることは、全部、自分が好きでやりたいことなんだ」と話されていましが、それは、ただ好きなことをやってきただけではなく、数々の壁にぶつかりながらも、見方を変えて乗り越えてきたからこそ辿り着けた境地なんだ、ということが強く伝わってきました。
本当に参加してよかったと思える、心に残る時間でした。
改めまして、ありがとうございました。
もしお時間がございましたら、連載している短歌集にも、そっと目を通していただけましたらとても嬉しく思います。
■短歌集『わたしと私と、あなたの短歌』
https://kakuyomu.jp/works/16818622174508963477また、カクヨム短歌賞にも参加しておりますので、こちらも併せてお目通しいただけましたら嬉しく思います。
<十首連作部門>
■『まだ、ふりがなのない恋』
https://kakuyomu.jp/works/16818622174174876429<一首部門>
■『かつて選べなかった幸せ』
https://kakuyomu.jp/works/16818622176212622165