上条詩依奈

「君を買ったのは、余命のためじゃない。──願いのためだ」 エルフのヴェルシュは、ある日突然、人間の富豪に買われた。 終わりを待つように暮らす彼──アヴァールは、なぜかヴェルシュ…

詩音と未来、付き合って一年の記念に旅行に行くことに。 二人きりのバカンス、眩しい太陽、君の肌 そして、二人のこれから。

弟を亡くした男と、買われた少年。 心の空白を埋め合おうとした二人の、一夜の物語。 出会いは偶然、でもきっと運命だった── 二人がその夜、繋げるものとは。